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VOL.041 いったいなにを信じればいいの?

2004年05月08日

                               
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□■□■□                      2004年5月8日発行  
◆◇◆◇◆
□■□■□     ◆妊娠しやすいカラダづくり◆
◇◆◇◆◇        《毎週土曜日配信》
■□■□■                        VOL.041
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http://www.nature-g.com
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》》》》》》》「自然療法による不妊改善」が、テーマです《《《《《《《
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妊娠の成立には、排卵→受精→分割→着床という4つの過程をクリアしなけ
ればなりません。ところが、このプロセスのどこかがうまくいかなくなると、
なかなか妊娠出来ません。不妊症になるおそれがあります。

まずはこの状態を病気と捉えるのではなしに、
たまたま、うまくいかないところをセルフケアによる、自然な方法によって、
本来、私たちに備わっている生殖能力を取り戻すことで、
改善することにチャレンジしてみませんか?

私たち、「妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト」は、
不妊に悩むカップルを
正しい知識と情報を提供することによって
応援したい、

人まかせではなく、
自分たちのおかれた状況を正しく認識し、
自分たちを見失うことなく、
主体的、根治療法的な取り組みの力になりたい、
そんなふうに考えています。

よりよい内容にするためにも、
このメルマガに関してのご感想、ご意見、
または不妊改善に関するご相談や体験談等をお寄せ下さい。
下記メールアドレス宛にお送り下さい。

◆メールアドレス:info@nature-g.com

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皆さん、こんにちは。
いつもご購読ありがとうございます。
また、この号から購読を始められた方、
数あるメールマガジンの中から
当マガジンを選んで頂いてありがとうございます。
よろしくお願いいたします。

毎日なにげに食べている食事も、
一旦、カラダに良い食事、
妊娠しやすいカラダづくりのための食事法、
なんてこだわっていろいろ専門家の意見を調べ出すと、
驚くことにあれはダメだけど、これは良い等々、
諸説紛々状態と言っても過言ではありません。
真面目に調べれば調べるほど、
一体、何を信じれば良いの?なんてことになってしまいかねません。

先週お勧めした"玄米食"もいろいろ言われているようで、
それについて、いくつかメールを頂きました。
今回はその中のメールにお答する形で、
もう少し、突っ込んで"食"を考えてみました。

さて、今週の内容は以下の通りです。

--VOL.041-INDEX-----------------------------------------------------

・最新ニュース

[1]子宮内動脈塞栓術後の妊娠・出産事例
[2]すべての不妊治療例を報告要求
[3]岡山県が「不妊、不育とこころの相談室」を開設
 ・編集室より

・妊娠しやすいカラダづくりのための食事を考える 〜 読者からのメール
 なにを信じれば良いの?
 
・ストレスとどう付き合う?気功的生活のすすめ
 第5回 こころのビタミン [1]

・編集後記

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  最 新 ニ ュ ー ス

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読者の方から指摘されたのですが、
36号では、
あのバイアグラを使うことで男性不妊になる恐れがあるという
ニュースをお知らせしたにもかかわらず、
39号では、バイアグラによって精子の運動能力が増し、
卵子への受精能力が50%もアップしたとのニュースをお伝えしました。
短期間に全く正反対の研究結果が報道されているのは驚きです。

よくよく内容を読んでみると、
バイアグラによって男性不妊になる可能性を指摘した研究報告のほうでも、
バイアグラを使用することで精子の活動を活発にすることは認めています。
ところが、卵子に到達したときに卵子の膜を破るための酵素を
それまでに放出してしまうために、
卵子の中に入っていけない、則ち受精出来ないことで、
不妊の可能性にまで言及しているのです。

一方は、精子の運動能力の向上のみに言及し、
もう一方は、卵子の膜を破って中に入っていく力の低下を指摘しています。
そして、妊娠させる能力に関しては全く反対の結果が、
導き出されたということのようです。

一見、なんといい加減な、と思われるかも知れませんが、
いずれの研究結果もイギリスとアメリカのそれぞれ、
権威あるとされているところで発表されているのです。

実際にバイアグラを使用している方々は注意されたほうが良さそうです。
それにしても、結果だけを鵜のみにしていては、
誤ってしまうこともあるという教訓ととるべきでしょうか・・・。

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 子宮筋腫の子宮内動脈塞栓術後の妊娠・出産事例
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http://www.thepittsburghchannel.com/health/3264164/detail.html

子宮内動脈塞栓術によって子宮筋腫が縮小、2ヶ月後に妊娠

アメリカのペンシルベニア医科大学附属のAllegheny総合病院で、MRIにより、
4つの子宮筋腫があることが確認された36歳の女性が、子宮内動脈塞栓術後、
筋腫が縮小、2ヶ月後に妊娠し、出産に至ったと報道されています。

この女性は、一度妊娠したものの流産し、その後、なかなか妊娠することが
出来ず、検査したところ、4つの子宮筋腫が見つかりました。最も大きいも
のでオレンジ大もあり、不妊の原因となっていました。

子宮筋腫とは?

子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍で、月経過多や貧血、膀胱を圧迫する
ことから頻尿、脊椎を圧迫することによる腰痛などの症状が見られることも
あります。

治療が必要な重い症状があって、薬などで上手くコントロール出来ない場合
は、子宮全摘出術が症状を改善させるという観点では確実な方法ではありま
すが、子宮を完全に喪失してしまうことになります。

筋腫そのものだけを切除する子宮筋腫核手術は子宮は温存できるものの、高
い確率で再発したり、術後の癒着の可能性もあり、それぞれの状況で難しい
選択を迫られているのが現実です。

子宮内動脈塞栓術(Uterin Artery Embolization)とは?

ところが、子宮摘出や大掛かりな手術を行わずに、子宮内動脈塞栓術
(Uterin Artery Embolization)という治療法で子宮筋腫を縮小させ、妊娠
に至ったというのです。子宮内動脈塞栓術は、足の付け根から細いカテーテ
ルを挿入し、筋腫に酸素や栄養分を供給している血管を塞いでしまう物質を
送り込み、血管を詰まらせて筋腫を縮小させるという治療法です。

術後の妊娠の可能性はケースバイケース

主治医のポールキプロフ博士は、子宮筋腫によって不妊に悩む全ての女性に
有効な治療法とは言えない。子宮内動脈塞栓術によって子宮筋腫を縮小でき
ても、その後妊娠できるかどうかは、その他の要因によって一概には言えな
いことを指摘しています。

--------編集室より--------------------------------------------------

◎不妊症への治療法としての有効性はまだまだ研究途上のようです

子宮内動脈塞栓術は、治療効果が高く、子宮を失うことなく、かつその後の
再発や癒着の可能性も低く、なにより開腹しなくても良いのが大きなメリッ
トです。ただし、このアメリカのニュースからこの治療法が、子宮筋腫によ
る不妊症の有効な解決策であると考えるのは早計のようです。アメリカの妊
娠事例でも主治医が指摘している通り、筋腫の大きさ、できている場所、そ
の他の様々な条件によって、必ずしも一概には言えないようです。

子宮筋腫が不妊の原因となっている場合の治療法としての子宮内動脈塞栓術
の有効性は医師によって、賛否両論あり、どちらかと言えば、否定的な意見
が多いようです。要するに子宮内動脈塞栓術のよって子宮筋腫が治療出来た
としても、その後の妊娠への影響をどう考えるかというところです。

◎経験豊富な施設でじっくりと検討してもらうことが大切です

ただし、子宮筋腫の治療法としては、子宮内動脈塞栓術はとても魅力的であ
ることは言えると思われます。子宮内動脈塞栓術を実際に行うのは、放射線
科の医師です。婦人科の医師と放射線科の医師の連携が必須です。ですから、
この治療を受けることのできる病院で、経験豊富な施設で治療後の妊娠に可
能性を相談されることをお勧めします。

※子宮筋腫の動脈塞栓術参考サイト
http://www.biwa.ne.jp/%7Essh/sinryoka/radiology/myoma.html

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 すべての不妊治療例を報告要求
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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20040501i101.htm

クリニックや病院にすべての不妊治療事例の報告を要求

日本産婦人科学会は、全国で実施されている体外受精や顕微授精等の高度な
生殖補助医療の実態を把握するために、すべての不妊治療事例について、医
療施設から詳しい報告を求めることを決定しました。これは、不妊治療によ
る奇形や染色体異常の増加の報告があるものの、その根拠となるデータが不
十分なことから、全ての事例を把握しようとするもの。

1986年から体外受精の実施施設の登録制がスタート

これまでは、体外受精を実施すつ施設については、1986年から登録制を導入
し、登録された施設から毎年、不妊治療の実施結果について報告を受けてい
ますが、簡略化された情報のみでした。

2、3年後に本格スタートさせる計画

・治療方法 ・不妊の原因 ・採卵法 ・採卵数 ・生まれた子供の数 
・異常の有無 などを報告を2、3年後には本格スタートさせたい計画のよ
うです。

--------編集室より--------------------------------------------------

◎不妊治療の病院選びのための情報は極端に不足しているのが現状

これは、不妊治療に限らないかとも思われますが、いざ、治療を決意してみ
ても、では、どこへ行けばいいの?となると、よっぽどのことがない限り、
途方にくれてしまうのが現状でしょうか。実際にどんな施設がどこまでの治
療を、どれくらいの実績でもって実施していて等は、日本産婦人科学会でさ
え把握していないのですから、一般の人間は知るよしもありません。

これまでは、体外受精や顕微授精などの高度な生殖補助医療については、大
きな病院よりも、個人の専門クリニックがその実績においてリードしてきた
ようです。いずれにしても、今後はこのような実態の把握が患者の側に立っ
た情報となってフィードバックされることを期待したいものです。

※不妊治療の病院選び
http://allabout.co.jp/children/sterility/closeup/CU20010707A/index.htm

※自分に合う病院を見分ける方法
http://allabout.co.jp/children/sterility/closeup/CU20030920/index.htm

※不妊クリニックの治療方針の見分け方
http://allabout.co.jp/children/sterility/closeup/CU20031226/index.htm

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 岡山県が「不妊、不育とこころの相談室」を開設
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040501-00000005-mai-l33

不妊、不育とこころの相談室

岡山県は、岡山大学医学部附属病院内に「不妊、不育とこころの相談室」を
開設、5月7日から毎週水曜日と金曜日の午後1〜5時、電話や面接による
相談を受け付けます。無料で、面談を希望する場合は予約が必要です。相談
員は、カウンセラーや医師5人。

--------編集室より--------------------------------------------------

不妊に悩む夫婦の精神的負担と軽減することが目的とあって、不妊、不育の
こころの相談室という名称になっています。

※相談専用電話
086−235−6542

※ホームページ
http://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/funin/index1.html

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  妊娠しやすいカラダづくりのための食事を考える 〜 その5

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★読者の方からのメール 〜 いったい、なにを信じれば良いの?

前号のこのコーナーでは、
「不足を補うよりも、不足しないように食べる」ことが大切であると
述べました。
これは、サプリメントで補うことを考えるよりも、
しっかりした食事をとることが先決であることを理解頂きたかったのです。

それは、サプリメントを利用することが間違いであるということではなく、
自分にはなにが不足しているのかを把握することは、
ほとんど不可能であることから、
不足を補うことよりも、不足しないことが大切であるとお話したわけです。

そして、そのためには、未精製の穀物を食べることをお勧めしました。
私たちは、米を主食としていますから、
当然、玄米ということになるからです。

それについて、読者の皆さんからいくつかメールを頂きました。
その中の一通を以下にご紹介します。

------〈ここからメールを引用〉--------------------------------------

私は不妊治療中に突然重症アトピーになったりで、
様々な療法を渡り歩きました。
もちろん玄米も食べました。
数ヶ月たっても好転的な変化は見られず
肉食が減ったためかどんどん痩せ衰えていきました。

疑問を持ったため調べたところ、
以下のような記事を見つけてしまって
こわくて食べられなくなってしまいました。
それまでは「肉食、砂糖、・・・」が怖くて
食べられなくなっていたのですが(笑)

こういう情報の渦中にいるともう何も信じられません。

たとえば「にがり」がいいと話題になれば、
次は「いや、良くない」という説が起こり、
知識のない者はいつも右往左往してしまいます。

それは不妊治療における情報でも同じですが。

この記事をどう思われますか?
ご意見をいただけるとありがたいです。宜しくお願い致します。

〈以下記事を引用〉

玄米食は貧血をうながす!            

玄米には、フィチン酸が含まれており、
重金属をはじめとする発ガン物質を吸着して体外に排泄する働きがあるが、
鉄・亜鉛・銅といった人間にとって大切な必須ミネラルも排出してしまう。
元来、体は、メタロチオネインというタンパク質で重金属を解毒し、
尿と一緒に排出するシステムが備わっている。

また、玄米食を提唱している人の中には、
肉類やうなぎなどを食べないように人には奨めておいて、
かげでは、ステーキや鰻重を好んで食べて、
とても長生きした人も少なくないそうです。
玄米食をきちんとやった人で、長生きした人は残念ながらいないそうです。
それでも、玄米食が好きな方は、どうぞご自由に!

〈記事引用終わり〉

------〈ここまでメールを引用〉--------------------------------------

京都のMさん、メールありがとうございました。
「いったい、どうなってんの〜!」
という感じですよね。
なにを隠そう、私も以前に健康情報不信?に陥ったことがありますから、
よくよく分かります。

■正しい食事法とは?

正しい食事法なんて、
学校で習った記憶なんてないし、
病院で医者から教わったこともありません。
考えてみれば、
私たちが知るようになる食生活に関する情報って、
ほとんどは、テレビの健康番組や健康雑誌からのものではないでしょうか。

そして、それらの食生活の情報って、
驚くほど、サプリメント的なのですね。
○○という食べ物に含まれる●●という成分は、
××という働きがあるので、
△△な症状に効く、
こんな感じのオンパレードですね。
まるで、ミクロの決死隊になって、
カラダの中の様子を見てきたかのような話しです。

■サプリメント的発想が物事を見誤らせる

このサプリメント的発想が諸悪の根源と言えるかも知れません。
というのは、この発想の危険なところは、
成分の働きの一面だけを取り上げて、
安心したり、
不安になってしまうところなのです。

食べ物に含まれる成分の働きは決して一つではありません。
言ってみれば、
カラダに良い働き(善玉)をし、
カラダに悪い働き(悪玉)もするわけです。
ただし、なにをもってカラダに良いのか、
なにをもってカラダに悪いのか、
これもいい加減なのです。

例えば、血液をサラサラにする働きは、
カラダに良いという印象をもたれていますが、
怪我をして出血したときには、
血液サラサラは都合が悪く、
血液ネバネバになって少しでも出血を抑える必要があります。
このように、
人間のカラダを健康な状態に保つためには、
いろいろな相反する働きをする成分がどちらも必要なのです。
そして、大切なのは、それらがバランスのとれた状態になっている、
ということなのです。

■玄米は本当に悪者なのか

それでは、玄米についての懸念を考えてみましょう。
ある記事で指摘されている通り、
玄米には「フィチン酸」が含まれています。
そして、このフィチン酸には、鉄分やカルシウムなどの必須ミネラルと
強く結合し、その吸収を阻害することもその通りです。
ところが、このフィチン酸、強力な抗酸化作用があって活性酸素を抑制し、
ガンを予防、抑制してくれるという嬉しい働きもあるのです。
さらに、フィチン酸が排泄するのは、なにもミネラルだけではありません。
食品添加物や農薬などの化学物質なども排泄してくれるのです。

にもかかわらず、玄米に含まれるフィチン酸のミネラル吸収阻害作用のみに
スポットを当てて、
ことさら、玄米を悪者に仕立てあげるのは、
いささか、どころか、かなりバランスを欠いた議論であると、
言わざるを得ません。

ミネラルを排泄させる作用に言及すれば、
玄米のフィチン酸だけでなく、
緑茶に含まれるタンニン、
そして、食物繊維などもそうです。
食べ物には、ミネラルの吸収を阻害する成分もあれば、
吸収を促進する成分もあります。
それらを一々、気にかけなければならないのでしょうか。

■大切なのは玄米に含まれる豊富なビタミン、ミネラル、食物繊維

実際のところ、どうなのでしょう
ミネラルがどれくらい体内に吸収されるのか検証しましょう。

   Ca リン 鉄  B1 B2 B3
玄米 10 300 1.1 0.54 0.06 4.5
白米 6 140 0.5 0.12 0.03 1.4

上記のように玄米にはカルシウムで白米の1.6倍、
リンで2.1倍、
鉄で2.2倍、
B1で4.5倍、
B2で2倍、
B3で3.2倍含まれるのです。

確かに玄米に含まれるフィチン酸は、鉄の吸収を阻害します。
ところが、玄米には元々、白米の2.2倍の鉄が豊富に含まれるのです。

1996年のイギリスの医学誌(British Journal of Nutrition)に掲載された
研究発表によりますと、
8.3mgの鉄分と少量のフィチン酸を摂った人と、
12.2mgの鉄分と多量のフィチン酸を摂った人とでは、
実際にカラダに吸収された鉄分の量は変わらなかったようです。
この比率でいくと机上の計算ですが、
玄米は白米の2,2倍の鉄分を含みますから、
玄米のフィチン酸の吸収阻害作用を差引いても、
玄米のほうが体内に吸収できる鉄分は多いことになります。

フィチン酸のミネラル吸収阻害作用があっても、
玄米のほうがミネラルを多く摂取できるわけです。

ただし、フィチン酸のミネラル吸収阻害作用は、
発芽玄米になると、
フィターゼという酵素が働き、
フィチン酸とミネラル成分が分解し、
それぞれが体内に吸収されやすくなります。
ですから、フィチン酸の有効性のみを利用できるのが発芽玄米と言えます。

いかがでしょうか?

私たちは、なにも極端な玄米菜食をお勧めしている訳ではありません。
玄米を主食としても、
肉や魚も乳製品もバランスよく食べるべきです。
ステーキや鰻も堂々と食べましょう。

玄米をはじめとする精製しない穀物には、
未だ人間には発見されていない未知の成分も豊富に含まれると
考えられています。
そんな自然の恵みを精製することで捨ててしまっているのです。
果たして、それらをどのようにして補うのでしょうか。

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  連載コラム「気功的生活のすすめ」             第5回
      
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 こころのビタミン[1]                いで ともみ
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 だんだん気候も暖かくなり、外の散歩が気持ちよくなってきました。天気
が良いと家にいてもウズウズしてきて、何かしなくちゃもったいない!と、
なんだか行動的になります。でもまずは洗濯だっ!布団干しだ!なんてこと
が一番に浮かび、立ち回ってしまう所が女の性なんですよね。この時期は冬
物も片付けなくてはいけないし、何かと家の仕事に追われている私です。

 独身の頃と比べて、女は何かと家庭を持つと何処からが自分の仕事で何処
からが自由な時間なのか解らなくなりがち。特に共働きなら仕事と家事とい
つも立ち働いている感じになったり、専業主婦だって気が付いたら一日中
キッチンにいる気分になるほど、食事の心配ばかりしている事ってありませ
んか?何処までもやりだしたらキリのないのが家事。これって結構自己満足
の世界で完結させないと、誰かに評価されるようなものではありませんよね。
別に嫌いじゃないけど、ときどきなんだか虚しくなったりして......。

 そんな時大切だなと思う事に、きちんと自分だけの時間を作ることと、
ちゃんと誰かと意味ある会話をすることがあります。自分の時間はやはり
『ゆとり』を生むものです。ちょっとした贅沢や日頃は我慢していることを
解禁してみるのもたまにはいいと思います。日頃の自分にご褒美をあげるこ
とは潤いを与えてくれます。まあ〜内容は人それぞれですが、お財布や状況
の許す範囲で行う事はもちろん、私は出来ればささやかなちょっとした事の
方がワクワクしますね。女心をくすぐるような可愛らしいこと......例えば自
分の為に捧げる花束を選んで贈るとか、綺麗なネイルをする、マッサージや
エステをしてみるなど自分の好みに合わせて本当にちょっとしたことでいい
のではないでしょうか。時間がなければお風呂に好きなちょっといい入浴剤
を入れて、本や飲物まで持ち込んで優雅なバスタイムを過ごすことでも十分。
立派な自分だけのリックスタイムだと思います。いつもと変わらない日常に、
少しだけ色と香りを足しましょう。

 私はよく生徒さんに話すことがあるのですが、自分は日頃食事など色々気
を付けてなるべく体にいいものをと選んで食しているのに、家には何故かい
つもお菓子があるんです。これはまったく体にいいとは言えないものばかり
で、新製品のスナックだったり甘いチョコだったりして友人がよく「えーこ
んなの食べるんだ?」って言うような物ばかりなのですが、これは私にとっ
て大切な『こころのビタミン』なのです。体にいい物ばかりじゃ私は生きて
いけない...心にも栄養がほしい。だからこのお菓子たちも大切な私の栄養源
なのです。一人でおいしいお茶を入れてテレビの中のかっこいい男の子でも
見ながら少しだけお菓子を摘む......最高の私だけの時間です(笑)。

 私が思うのは、正しいことや良いことをきっちりと行う生活も大切なのか
もしれませんが、それだけじゃゆとりのない面白みの感じない生き方になっ
てしまうという事。そんなきっちりした生活が面白くてたまらないのならそ
れでベストですが、たまにはお酒だってお菓子だって必要な時もある。我慢
はストレスを生みます。生活を見直していく中で本当に入らない物は自然と
排除されていきます。これは自分で無理に行わなくても体と心が欲しなくな
るのです。私は若い頃からお酒をよく飲んでました。まさにザルと言われる
ほどなかなか強かったんですよ。でも、自分の生活スタイルを考え実行する
ようになってから不思議とまったく無くてもいい状態になってしまい、今で
はたまにワインやビールを口にしてもほんの数口で眠くなってしまう程度に
なってしまいました。

 何事も時々少しだけ楽しむ方がソソリませんか?一つの事にどっぷりと漬
かってしまっては余裕はなくなります。だけどまったく何も無いのも心が枯
れてしまうもの。何事もほどほどが大切ですよね。

 生活にアクセントをつけるのは自分の中に張りが出来て、心に余裕が生ま
れます。ほんの些細なことから自分流の『私の時間』を楽しんでみてくださ
い。たまにするから余計に充実したひと時を送れるものなのかもしれません。

 また、ちょっとしたご褒美は出来れば『女性』を実感出来るものも考えて
ください。ああ〜女でよかった!と思えるものが女性には大切なように思え
ます。日常の中で普通に生活していれば、徐々に女を意識しなくなることも
多いはず。恋をしたり綺麗に着飾るだけで女性ホルモンも活発になります。
これは女にとって大切なものです。私も一人で仕事しながら生きていた時は、
女というより男性的...でした。今は大分女性として生活しているつもりです
が、本質的な性格は変えられないので、このままじゃおじいちゃんになっちゃ
うのでは?!と気をつけてるようにしています。やはり幾つになっても
『いい女』として輝いていたいですからね。

 ぜひ、自分にとってどんな『こころのビタミン』が必要なのか楽しみなが
ら考えてみてください。来週はこころのビタミンを言葉を使って、吸収して
みることについてお話したいと思います。それまでウキウキわくわくした笑
顔のある生活が、あなたの元に訪れますように......。

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いで ともみ(看護師・カウンセラー・気功師)
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不妊症は現代病であると考え、西洋医学、東洋医学、心理学に通じた立場と
これまでの豊富な臨床経験を生かし、妊娠しやすいカラダづくりプロジェク
トのメンタルサポートを担当しています。

★連載コラム「気功的生活のすすめ」に関しての感想や内容についてのご質
問等は、どしどしメールでお寄せ下さい。
info@nature-g.com
--------------------------------------------------------------------

----Congratulation!-------------------------------------------------
 
      読者の皆さんからの妊娠報告をお待ちしています!

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アンケート形式で皆さんからの"妊娠報告"を募集します。
以下のアンケートをコピー&貼付けてメール下さい。
お待ちしています。

■プロフィール
・年齢
・結婚年数
・不妊治療歴

■不妊治療について
・治療内容
・それに要した費用

■妊娠にいたった治療内容

■妊娠にいたった経緯

■妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

■現在、不妊改善中の方へ一言

以上です。
よろしくお願いします。

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        ★誌上カウンセリングに応募下さい★
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妊娠しやすいカラダづくりVOL.011にアンケートが掲載されています。
それをコピー、貼付けてご利用下さい。バックナンバーは下記URLから。
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311

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現在の状況を出来るだけ詳しくお書き下さい。適切なサプリメントの摂取プ
ランをご提案させて頂きます。それぞれのご予算に応じたプランニングです。
ご利用を通してフォローさせて頂きます。

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■編集後記 
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少しでもカラダに良いものを、
少しでも妊娠しやすくなるようなものを、
気がつけば、常にそんな発想になってしまうのは、
人情として当然と言えます。

ところがですね。
ついつい、木ばかり見て、森を見なくなってしまうのも
人間、よくあることです。

そんな時には、基本に立ち返り、
手段が目的になっていないかどうか、
考え直すことも必要なのかも知れません。

サプリメントなども、
あれも、これも、ということになってしまい、
一体、私はなにがしたかったのだろう・・・、
なんていうことになりかねません。

そんな時には、是非ともご相談下さい(^_^;)。

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http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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妊娠しやすいカラダづくり No.041
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てありません。プログラムの実行は各人の責任の元で行って下さい。プログ
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◎ご意見、ご希望は下記メールアドレス宛にお願いいたします。
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行しています。配信の停止は下記のページから手続き下さい。
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【発 行】 株式会社ライフケアマネージメント内
      [妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【編 集】 細川忠宏
【監 修】  荻田浩司(内科医・医学博士)
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