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VOL.033 エイコサノイドのバランスを整える

2004年03月21日

                         
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□■□       ◆妊娠しやすいカラダづくり◆
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◇           《毎週土曜日配信》        VOL.033

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http://www.nature-g.com
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》》》》》》》「自然療法による不妊改善」が、テーマです《《《《《《《
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妊娠の成立には、排卵→受精→分割→着床という4つの過程をクリアしなけ
ればなりません。ところが、このプロセスのどこかがうまくいかなくなると、
なかなか妊娠出来ません。不妊症になるおそれがあります。

まずはこの状態を病気と捉えるのではなしに、たまたま、うまくいかないと
ころをセルフケアによる、自然な方法によって、本来、私たちに備わってい
る生殖能力を取り戻すことにチャレンジしませんか?

そんなチャレンジを私たちは応援させて頂きます。

このメルマガの内容に関してのご感想、ご意見、
または不妊改善に関するご相談や体験談等をお寄せ下さい。
下記メールアドレス宛にお送り下さい。
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皆さん、こんにちは。
いつもご購読ありがとうございます。
また、この号から購読を始められた方、
数あるメールマガジンの中から
当マガジンを選んで頂いてありがとうございます。
よろしくお願いいたします。

今回はとても長くなってしまいました。
何回かに分けてお読み頂ければ幸いです。

どこも悪いところが見当たらないのに、
なかなか妊娠しない、
そんなケースでは、
鍼灸やカイロプラクティック、リフレクソロジーなど、
いわゆる代替医療と呼ばれる治療が功を奏することがあるようです。

このところ、アメリカやイギリスの不妊関連ニュースに、
代替医療の不妊改善効果についての記事が
頻繁に紹介されています。
そこで、その内の幾つかの記事を紹介し、
不妊改善のための手段としての代替医療について
考えてみたいと思います。

イギリスのインディペンデンスの3月15日版では、
リフレクソロジーによる不妊改善効果について記事が紹介されています。
http://news.independent.co.uk/uk/health/story.jsp?story=501407

4年間にわたって不妊治療を受け続け、
4回の体外受精の末に1人目の子供を授かった34才の女性、
ポーラさんは、過去の不妊治療の余りの辛さから、
2人目については、医師からは自然妊娠の可能性がほとんどない、
との宣告にもかかわらず、
リフレクソロジーで妊娠を目指し、
2ヶ月に施術で妊娠できたという事例が紹介されています。
なんと5年間、無月経だったのが、
最初のリフレクソロジーの施術後に月経が再開したそうで、
彼女自身が2人目が自然妊娠によって授かったことを
信じられない、ちょっとした奇跡だ、と言っているほどです。

ところが、こんなケースは決して珍しいことではない、と
ロンドンから西へ車で3、4時間のDevonのリフレクソロジスト、
ジェーンホルトさんは言います。

リフレクソロジーとは、直訳すれば、
Reflex(反射)+logy(学問)=反射学、という意味で、
足裏などにある身体全体の臓器や器官の「反射ゾーン」を
指で刺激することにより、
血液やリンパの流れが改善され、
人間が本来持っている自然治癒力が高まるという治療法です。
反射ゾーンというのは、いわゆるツボのようなところでしょうか。
そして、同時にリラクゼーション効果もあり、
ヨーロッパでは古くから親しまれてきたようです。

ジェーンホルトさんは、15年間のリフレクソロジストとして、
排卵障害、さらには反復流産に悩む女性に効果的な治療を施してきました。
彼女は一時期、23人の不妊に悩む女性のうち、
リフレクソロジーによって、
半分以上の13人が妊娠することに成功したことを目の当たりにして、
Plymouthにあるデリフォード病院では、
2001年より、リフレクソロジーの不妊改善効果についての調査に
乗り出しました。

調査は、現在も継続中で来年終了の予定ですが、
調査に従事している医師によると、
研究テーマは、リフレクソロジーによる排卵刺激で、
調査方法は、2つのグループに分けて、
一方のグループには、8セクションのリフレクソロジーを、
もう一方のグループには、疑似治療を行います。
第一段階では、リフレクソロジーがどんな効果を及ぼすのか、
効果を及ぼすのであれば、
次の段階では、クロミフェンのような排卵誘発剤との成功率の比較を
行うそうです。

ジェーンさん自身は、これまでの成功については冷静にみており、
間違った望みを抱かせることになって欲しくない、と言います。
というのは、リフレクソロジーは決して万能の治療法ではなく、
あくまでも、ホルモンのバランスを整え、リンパの循環を良くし、
ストレスを解放することによって、
生殖能力を高めるためのものであることを強調しています。

現在、実施中のデリフォード病院の調査は、
西洋医学がリフレクソロジーの不妊改善効果を
初めてきちんと受けとめた一例と言えます。
それまでは、調査研究はほとんど行われていませんが、
1994年にデンマークのリフレクソロジスト協会が実施した調査くらいです。
それによりますと、
2年以上子供ができない35才以下の女性61人の内、
定期的なリフレクソロジーの施術により、
7〜8ヶ月で15%が妊娠しました。
また、3分の2の女性が生理不順を訴えていましたが、
その内の77%は症状が解消、または著しく改善されたとのことです。

もちろん、リフレクソロジーを受けて妊娠したと言っても
たまたまかも知れませんし、
リフレクソロジーを受けていなくても妊娠していたかも知れません。
しかし、どう考えてもリフレクソロジーによって妊娠に至ったと
考えざるを得ないケースもあります。

3年間子供に恵まれていない33歳のティナさんのケースです。
2年間、クロミフェンなどの薬や注射による排卵誘発によっても
卵巣が反応しなかったのですが、
リフレクソロジーの最初の施術後は、
それまで何年もとても少なかった月経が5日間しっかりと続きました。
そして、6回の施術が一通り終了し、
ジェーンさんはティナさんに、
「やるべきことは全てやりました。
もし、妊娠しなかったら、その時は来年いらっしゃい」
と話して終わりました。
ティナさんは、その2週間後に妊娠したそうです。

リフレクソロジストの国際連合の議長であるタナーさんは、
これまで不妊に悩んで彼女の元を訪れた女性の60%は、
妊娠に成功していて、
その中には、2回か3回の体外受精でも
子供が出来なかった人もいるくらいなのですが、
リフレクソロジーが全ての不妊女性に効果があるとは限らないことを
強調しています。
実際のところ、不妊の原因が医学的に明確なケースでは、
リフレクソロジーはほとんど役に立たないと言います。
ところが、特に不妊の原因になるような症状がないというケースでは、
リフレクソロジーの施術を受けてみる価値があるようです。

リフレクソロジーはどのように身体に作用するのでしょうか。
さきに説明したように、
足裏の反射ゾーンを刺激することで、
滞っていたエネルギ−が解放され、
流れるようになると言われています。
このエネルギー(気)の流れは、
リスレクソロジー以外の代替医療に共通の概念です。
これにより身体全体のバランスを整え、
症状を改善するのです。

これらは、決して科学的に実証されている訳ではありません。
ところが、人工授精や体外受精などの不妊治療よりは、
コストがかからないだけでなく、
不妊治療に共通のストレスがありません。
人工授精や体外受精は、
妊娠する確率よりも、妊娠しない確率の方が高い訳ですから、
必然的に治療の回数が増え、治療期間も長くなります。

最近行われたリーズ大学とロンドンのブリッジクリニック病院の調査では、
体外受精では、妊娠率が上がったとは言え、24%です。
そして、30歳を過ぎると20%に低下します。
一方、クロミフェンを始めとする排卵誘発剤の使用によって、
70%の女性に排卵がおこり、
その内、20〜60%の女性が妊娠しますが、
副作用に悩まされたり、
多胎妊娠の確率が10%を超えるものでした。

不妊治療専門の看護師で、
Fertility UKの代表者であるジェーンナイトさんは、
多くの女性が、いまや安易に体外受精に進み過ぎているのでは、
と懸念しています。
体外受精を受ける女性全員が本当に受ける必要があるのか、
必ずしもそうとは言えない状況であると言います。
そして、全ての患者に適切な治療方法を提案することが、
出来ていないと感じると述べています。

リフレクソロジストのジェーンミュランさんは、
リフレクソロジーを求める不妊女性は、
ほとんどが、西洋医学による不妊治療に何らかの不満や不信を抱いていると
言います。
看護師のジェーンナイトさんは、それに同意しながらも、
女性たちは、必死に情報収集し、
ストレスを軽減することがより妊娠につながるという代替医療を
試すことになります。
ところが、リフレクソロジストが根拠もなく、
奇跡を起こすことを約束しようものなら、
彼らに本当に必要な医学的なアドバイスを受けなくなってしまうという
危険性もあるのです、と指摘しています。

ずるずると全ての記事を紹介してしまい、
大変長くなってしまいました。

次は、カイロプラクティックです。
アメリカのKUTVの3月16日のニュースです。
http://kutv.com/healthyliving/local_story_076162446.html

背骨を矯正することによって生殖能力が高まるのではないかというものです。

医師のバーレン氏は、不妊に悩む15名の女性が、
カイロプクティックによって、14人が妊娠したと言う事例を挙げて、
カイロプラクターは、サブラグゼーションと呼ぶ、背骨の歪みを
発見、矯正することで、生殖機能を改善させるのだと指摘しています。

それは、生殖器官への神経が背骨を走っているので、
背骨が歪むことによって神経が圧迫され、
ホルモンバランスの乱れを引き起こし、
妊娠するのを困難にさせているのではないかと述べています。

しかし、アメリカ生殖学会のサンドラアンカーソン医師は、
まだまだ症例の数が少なすぎて有効性を認めるのは、
時期尚早であり、間違った希望を与えかねない、
カイロプラクティックと西洋医学による不妊治療を比較することで、
それぞれの治療の短所と長所を把握する必要があるとしています。

そして、不妊に悩む女性へのアドバイスとして、
選択可能な全ての治療方法の副作用や成功率について
専門家とよく話し合い決めるべきであると言います。

最後に鍼灸です。
アメリカのフォートウェインの1月28日の記事では、
鍼灸治療単独、
もしくは不妊治療と併用して、
多くの不妊に悩む女性が妊娠に至っていると報告しています。
http://www.fortwayne.com/mld/newssentinel/7818860.htm

フロリダの鍼灸師、スチュワートゾールさんのところには、
不妊に悩む多くの女性が、
中国伝統の技に救いを求めて訪れ、
それなりの結果を得ていると報じています。

いまや、欧米では、鍼灸が不妊改善の代替医療としてポピュラーなようです。
不妊治療が嫌で鍼灸にくる人もいれば、
体外受精の成功率をあげるために治療と併用する人も多いようです。

体外受精と併用して鍼灸の治療を受ける人たちの拠り所となっているのは、
ドイツで行われた160人の体外受精を受けた女性への
追跡調査の結果、
胚移植の前後に鍼灸の治療を受けた女性の妊娠率は、42.5%で、
鍼灸を受けなかった女性の妊娠率の26.3%を大きく上回っていました。

アメリカのCDC(THE CENTERS OF DISEASE CONTROL AND PREVENTION)に
よると、体外受精の成功率の全国平均が27%、
40歳の女性では、15.9%、
42歳になると、9%にまで落ちてしまいます。
必然的に高齢になればなるほど、
この成功率の低下に対する対策を講じる必要が生じてくる訳です。

鍼灸を併用することで、
体外受精の妊娠率が、なぜ大きく改善されたのか、
医師は説明出来ませんが、
不妊治療を補完としての鍼灸の効果をアピールすることになったのは
間違いありません。

フロリダの体外受精生殖協会の医師であるデービッドホフマンは、
個人的には、治療の補助となるものの一つであると考え、
患者にすすめることもあると言っています。
そして、それは良くなることはあっても悪くなることはまずはないこと、
少なからず、体外受精なしに、
または、体外受精が失敗したあとに鍼灸によって妊娠していることは
事実ですが、
それがなぜそうなるのか、分かりません。
おそらくは、週に1度か2度、鍼灸に通うことが、
気分転換になってリラックスさせてくれる効果があるのではないか、
と考えているようです。

鍼灸師は、身体の"気"の流れを鍼でよくするものと考えているようです。
心身の健康、そして生殖能力は、気のエネルギーの流れが滞らないこと、
そして身体全体のバランスによるものであると信じられています。

鍼で身体のあるポイントを刺激することで、
気の流れを妨げているものを取り除き、
流れのアンバランスを矯正します。
全体のバランスの良い気の流れを取り戻すことで、
身体の血液の循環が促進され、
乱れていたホルモンのバランスが整うようになると、
これまでなかなか妊娠しづらかった人の
生殖器官の機能が向上し、
妊娠しやすくなるのだそうです。

冒頭で紹介したゾールさんの診療所に通うのは、
30代後半から40代の女性で、
医師からは、体外受精を勧められているか、
もしくは、既に体外受精に何度か失敗している人たちです。
それぞれに共通なのは、
FSH(卵胞刺激ホルモン)の上昇によって示される
「卵子の老化」との闘いです。

この診療所での最高齢患者は46歳の女性で、
最近、自然妊娠することが叶いました。
これまで4年間、不妊治療を受け、
3回の人工受精に失敗し、
体外受精を医師からは勧められたものの、
経済的に厳しかったこと、
何人もの知人が数回の体外受精でも妊娠出来なかったことから、
ゾールさんの鍼灸の診療所を訪れたそうです。
薬を使用しない自然な療法であること、
それまでの不妊治療でとても大きなストレスを感じていたことから、
鍼灸を受けることを決めたそうです。

鍼灸協会のテレサマッキントッシュさんは、
彼女のところの患者の半数は、
体外受精などの高度な生殖補助医療との併用組で、
もう半数は、鍼灸単独組だと言います。
鍼灸はストレスを取り除き、
血流を改善することで、
周期を整え、
卵巣や子宮の機能が良くなり妊娠に至ると言います。
子宮内膜症や排卵障害の女性はこのようにサポート可能ですが、
その一方で、卵管の閉塞や筋腫の改善には鍼灸は無力である、
と指摘しています。
さらに、年齢による生殖能力の低下を回復させることも
同様に不可能であり、
鍼灸で全てを解決出来ると期待されるのは、
誤った考えであること、
現実的に考えなければならないとしています。

以上、リフレクソロジーやカイロプラクティック、鍼灸について、
それぞれの不妊改善効果を報道した3つの記事をご紹介しました。
この手の報道がこのところ、大変増えています。
アメリカ、ヨーロッパ共通の傾向です。
イギリスではじめて体外受精に成功したのが、1978年、
それから20数年、かの地ではこのような状況です。
日本でもおそかれ、はやかれ社会問題化することは、
間違いありません。

不妊治療の技術が進歩し、
その恩恵が広く行き渡れば行き渡るほど、
一方で、その恩恵に預かれなかった人たち、
恩恵どころか、治療からは苦しみしか得られなかった人たちが、
増えているということではないでしょうか。

できるだけそれぞれの雰囲気をつかんで頂きたかったので、
3つの記事、ほとんど全てを訳して紹介しました。
そこには、驚くほど共通した傾向を見てとることが出来ました。

まずは、これらの代替医療には決して無視出来ないくらいの
効果がある、ということ。
結果を出しているということです。
不妊治療は、結果が全てです。
中途半端は存在しません。
妊娠出来たか、どうか、です。

次に、不妊治療で受ける多大なストレスを
代替医療によって癒されていること。
片や、薬に注射、
片や、人間の"手"が全てを象徴しているように思います。
違う言い方をすると、
非人間的か、人間的か、
不自然か、自然か
さらにアプローチが、
対症療法的か、根本治療的か、
といった対比がみえます。

さらに、専門家は口々になぜこれらの療法が
有効なのか分からないとしています。
これは西洋医学的な説明、
いわゆる科学的に実証可能な説明が出来ないということです。
片や、それぞれの代替医療の施術者は、
血流を促進させること、
内分泌系や神経系統を整えることを指摘しています。
いずれにしても身体の全ての機能を司っているのが、
神経系、内分泌(ホルモン)系であり、
全身の細胞に酸素と栄養を供給し、
老廃物を排泄させているのが血液の流れなわけですから、
明確な原因がないにもかかわらず、
生殖機能の低下を改善するためには、
至極、当たり前なアプローチであることは理解出来るところです。
ストレスの軽減も含めて、
西洋医学による不妊治療の弱点をカバーする関係であるようにみえます。

ところが、有効的に利用するためには、
まだまだ未整備なところも多々あります。

まずは、不妊治療と代替医療の有効な利用のための指針が存在しないこと。
例えば、代替医療は施術者の経験から培われた"勘"に頼るところが大きく、
まだまだ、イギリスで行われているような、
科学的な調査研究は事例がほとんど存在しません。
今後の研究に期待したいところですが、
理想的には、状況に応じて、自分にはどんな治療がベストなのか、
誰でも判断出来るようにな指針が示すことができれば、と思います。

次に、
代替医療の有効性は良く分かった、
では、どこで治療を受ければいいかということを考えると、
ハタッと困ってしまいます。
どこがいいのか全く見当がつきません。
そして、代替医療を提供する側の質のバラツキが、
とんでもなく大きいこともややこしくしています。
はっきり言いますと、怪し気なところも少なくないようです。

整体ということになると、柔道整復師という国家資格がありますが、
整骨院は法的に資格がなくてもすぐに開けます。
カイロプラクティックに至っては、国家資格などありません。
協会というか、組合みたいなものがいくつかあるだけです。
国家資格である医師免許を持って、
それなりのトレーニングを積んで来たはず、の医師でさえ、
最近はとんでもない医師もいるご時世です。

先日も新聞の折り込みチラシをなにげに見ていると、
○○流の整体術の認定書をビデオによる通信教育でとりましょう、と、
実際に、脱サラして成功しました、なんて体験談も掲載されていました。
数カ月のビデオによる通信教育で養成された先生に診てもらうのは、
ちょっと不安ですね。

ところが、中には名人と言われる先生も実際にはいるわけで、
身体を診て、触るだけで、
レントゲン撮影でも発見できなかった骨の局部的な歪みをみつけ、
ものの数分で矯正し、
それまでの不快な症状を完全に直してしまう先生もいるわけです。

要は、信頼出来る施術者と出会えるかどうかが大きなポイントです。
これはもう、常識を働かせて探すしかないようです。
昔から長く続けているところか、
評判などを参考にするしかありません。

最後に、それぞれの記事中でいみじくも、
各専門家が自ら指摘されていることに、
全ての不妊症を解決出来ないことを強調されています。
そして、奇跡を求めるのは間違いであるとも言っています。

これがとても大切なことのように思います。
不妊の改善には、決定打が存在しません。
ですから、たとえ不妊治療と言えども、
先生におんぶにだっこでは後々後悔することになりかねないことは
常々、お話しているところです。

果たして、代替医療でも全く同じです。

代替医療の特徴として、
なぜだか理屈は分からないけれども良く効く、
ということが良く言われます。
なにかに悩んでいる人間にとっては、
理屈など、どうでもいいのです。
結果を出してくれさえすればそれでオールOKです。
そこに落とし穴があって、
盲目的に信じてしまうことになりやすいわけです。
そのようなケースも後で後悔してしまう可能性が高くなります。

ある治療が、ある治療よりも勝っているとか、
劣っているという見方は少し違うように思います。

どの治療が現在の自分にとって相応しいのか、です。
そして、それぞれの手段の特徴を勉強し、
自ら、二人の意思で決めることが大切です。

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妊娠しやすいカラダづくりのための食事を考える 〜その2〜

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食事のことをいうと、決まって出てくるのが、
「バランスの良い食事」というフレーズがあります。
これって、当たり前のことで誰でも知っています。
でもですね、当たり前なことの前には、
人間は思考停止になってしまうところがあるようです。
実際にバランスの良い食事って具体的には、
なんとなにのバランスのことで、
それはどれくらいのバランスが良いのか、
いざ、聞かれると言葉に詰まってしまうものです。

普段の献立を考える際には、
まあ、だいたいの感覚で、
穀物、野菜、肉、魚、豆、とい具合に考えてらっしゃると思うのですが、
今回、妊娠しやすいカラダづくりのための食事という観点から、
ホルモンのバランスを整えるための食事を取り上げます。

妊娠するためには、
生殖器官が正常に働くことが絶対条件です。
一見、カラダはどこも悪くない、
けれども、なかなか妊娠しない、といったケースでも、
やはり生殖器官がうまく働いていないはずなのです。

いろいろあるでしょう。
現代医学でさえ、発見不能なこともあるでしょう。
でも、一番的確なアプローチは、バランスを整えることです。
生殖機能は、ホルモンの絶妙なホルモンの分泌バランスの上に
成り立っているものです。

ですから、卵子がうまく育たないとか、
うまく排卵できないとか、
排卵がおこらないとか、
生殖器官に炎症が起こり、
癒着しているとか、
だいたいはそのようなことがカラダの見えないところで
起こっていて、
それが妊娠成立を邪魔しているのですが、
ほとんど、全て、ホルモンの分泌バランスが
崩れていることから起こります。

この場合、ことをややこしくしているのは、
ホルモンバランスが崩れているといっても、それを正常化するのが、
なかなか、そう簡単にはいかないところでしょう。
不足しているホルモンを増やしてみたら、
過剰なホルモンの分泌を抑えてみたら、
なんてやるのですが、
上手くいくケースもありますが、
必ずしも上手くいくとは限りません。

そして、妊娠を成立させるにのに関わるホルモンは、
何も生殖ホルモンだけではありません。
甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモンなども、
直接、間接に関わっていますし、
局部的なカラダの機能を調節するプログラスダンジンに代表される
ホルモン様物質であるエイコサノイドも大いに関わっています。

今回は、このエイコサノイドのバランスを整えることから
カラダの機能をより、正常化させ、不妊を改善することを考えます。

■エイコサノイドとは?
簡単に言えば、必須脂肪酸から代謝されてできる物質で、局所的に強力なホ
ルモンのような働きをするもの、です。ローカルホルモンと考えて頂いてよ
いかと思います。数多くの種類が存在するのですが、それぞれのエイコサノ
イドの働きは、カラダに有利に作用する良性のエイコサノイドと不利に作用
する悪性のエイコサノイドに分けられ、それぞれがバランスを保ちながら、
カラダの働きを維持しているのです。

例えば、血管を拡張するエイコサノイドがあれば、血管を収縮させるエイコ
サノイドもあって、時と場合に応じて働いています。コレステロールと同じ
でたとえ悪性と言えども、カラダには絶対に必要なものです。人間のカラダ
のメカニズムは誰が考えたのか知りませんが、本当に巧妙に作られています。
このエイコサノイドの働きは、本当にさまざまで、生殖機能で言えば、炎症
を起こすものと抑えるもの、痛みを起こすものと抑えるもの、などは、子宮
内膜症や月経不順に関連してきます。女性の生殖サイクルを円滑にすすめた
り、精子の生成にかかわるエイコサノイドもあれば、その逆に作用する悪性
のエイコサノイドも存在するのです。

実際に、生殖機能の低下のみならず、なぜだか良くわからないけどカラダの
不調を感じる、たとえば、頭が痛いとか、疲れやすいとか、皮膚が荒れると
かは、おそらくほとんどは、エイコサノイドのバランスの崩れからきている
と考えられます。要するに、悪性のエイコサノイドが優勢になって、いろい
ろな不調を引き起こすのです。例えば、頭痛や炎症を抑えるのにアスピリン
が効きます。アスピリンの作用は、悪性のエイコサノイドの働きを抑えるこ
とです。痛みを促進するエイコサノイドの働きを抑えれば、痛みは緩和しま
す。ところが、肝心のエイコサノイドの構成を変えない限りは、アスピリン
を止めれば、また痛むのです。

それでは、カラダを整え、生殖機能を高めるためにエイコサノイドのバラン
スを整えるためには、どうすれば良いのでしょうか?

■全ては必須脂肪酸の摂取バランス
エイコサノイドは必須脂肪酸から代謝して生成されます。脂肪にはいろいろ
な種類があります。それについては、昨年の10月25日発行の8号に詳し
く説明していますので、バックナンバーを参照下さい。

良性のエイコサノイドを作るのが、必須脂肪酸の中のオメガ3系統の油で、
悪性のエイコサノイドを作るのが、必須脂肪酸の中のオメガ6系統の油なの
です。ということは、オメガ3とオメガ6の摂取バランスによってエイコサ
ノイドのバランスが決定され、それによって、さまざまなカラダに不調をは
じめとして、生殖機能の低下を引き起こしていることが考えられるのです。

■バランスに良い脂肪の摂取の仕方
そして、悲しいことに、食生活の変化や過去の誤った栄養学のために、世界
的にオメガ6過剰、オメガ3不足状態にあるのです。ですから、できるだけ
オメガ6を減らし、オメガ3を増やすことです。

それぞれの系統にはどのようなオイルがあるのか挙げてみましょう。

○オメガ3系例
 ・αリノレン酸:亜麻仁、豆、菜種、ナッツ類
 ・EPA(エイコサペンタエン酸):冷水に住む魚
 ・DHA(ドコサヘキサエン酸):魚

○オメガ6系列
 ・リノール酸:コーン油、大豆油、その他の植物油
 ・γリノレン酸:マツヨイグサ、黒スグリ
 ・アラキドン酸:肉、動物性脂肪、動物性食品

★バランスの良いエイコサノイドのために

◎加熱の必要な料理には、できるだけリノール酸のサフラワー油やコーン油
ではなく、オリーブオイルを使うこと。
◎サラダのドレッシングには、亜麻仁油を使うこと。
◎マガリンは絶対食べないこと。
◎魚を週に2回以上食べること。特に青魚。
◎精製された砂糖は極力控えること(※)。
◎炭水化物に偏った食事をしないこと(※)。

※印は、インスリンの過剰な分泌を防ぐためです。インスリン過剰は悪性エ
イコサノイドを生成させます。

いかがでしょうか?
是非とも、今日から脂肪の摂取バランスをチェックしてみて下さい。
上記の食生活に改めることで、
カラダの不調が驚くほど改善されるはずです。

ポイントは、オメガ3を最も多く含む「亜麻仁油」を毎日の食事に取り入れ
ることです。オメガ3のαリノレン酸は酸化しやすいので、加熱料理には不
向きです。そのまま飲んだり、食べたりします。目安は1日に大さじ1杯で
す。お勧めの摂り方は、毎朝食にヨーグルトに混ぜる、みそ汁に混ぜる、サ
ラダにかけることです。習慣化することが大切です。毎日食べてもコストが
さほどかからないことです。皆さんに強力にお勧めします。

■フローラ社「亜麻仁油」
http://www.nature-g.com/shohin/flora/01.html

カプセルタイプもありますが、
サプリメントのように飲むよりも、
食事全体のオメガ6とオメガ3の摂取バランスを考え、
オイルを食事として摂取するのがお勧めです。

今後は、亜麻仁油のお勧めレシピなんかもご紹介していきたいと思います。
実践すること、そして、継続することが大切です。

----Congratulation!-------------------------------------------------
 
       読者の皆さんからの妊娠報告

--------------------------------------------------------------------
皆さんから続々と頂く"妊娠報告メール"を読むことほど、心踊ることはあ
りません。そして、それぞれの情報を大切に保管させて頂いて、皆さんに参
考にしてもらえるようなデータベースを構築したいと考えています。

今週は、とても長くなってしまいましたので、お一人の方からの報告のみを
ご紹介させて頂きます。

====================================================================
                   T・Tさん 35歳 東京都在住

■プロフィール
・年齢      平成16年9月にて36歳
・結婚年数   1年3ヶ月
・不妊治療歴  1年 転院して2週間

■不妊治療について
・治療内容     ルーチン検査 精子検査 
          タイミング法 一度人工授精

・それに要した費用 20〜25万ほど

■妊娠にいたった治療内容 特になし

■妊娠にいたった経緯

 独身時代、忙しい仕事が原因で、月のものが止まってしまい、
以後きちんと来ていた月のものが全く不順になってしまったため、
結婚してすぐに不妊治療を始めました。

けれども一年後、原因も改善方も何もわからないと言われる状態に 
不安を感じ、通院を止めました。
その後、体外受精も出来る婦人科を探し、
けれども元の医師に転院を告げづらく、
検査もみなやり直しをして、現在の状況を知りたかったので、
紹介状などは書いて貰わず、転院しました。

ルーチン検査の結果、
    LH  25.2
    Fish  30.4  というとんでもない数値が出、再検査。
再びこのような数値が出るようなら、残念ながら閉経しているので、
現在の医学では妊娠はあきらめてもらうしかない、と言われました。

これはとても非科学的なので、この部分だけは
書かずにおこうかと思いましたが、実は私はクリスチャンで、
その次の週の礼拝の後、牧師に祈っていただきました。

それから6日後、このメルマガでマカのことが詳しく取り上げられており、
サンプルを取り寄せました。
翌日の日曜日、もう一度祈っていただき、検診に行きますと、
値はそれぞれ、8.40 10.1 に下がっており、
FSH の値は少し高めで、やはり卵巣の働きが弱くなっているけれど、
これくらいなら大丈夫かもしれない、と言っていただけました。

そして、内診をしてみると、卵胞が育っているので、と、
ゴールドサイン検査をしていただき、
結果はとても薄くてまだまだでしたが、
水曜日くらいに一度夫婦の事を持ち、またその日に
もう一度検診に来るように、との指導がありました。

火曜日にマカのサンプルが届き、すばやい対応に驚くと同時に、
タイミングのよさに喜び、旦那さんと一包ずつのみ、
事を致しました。
内診をしていただくと、卵胞が見られないとのこと。
けれども医師は、はっきり言って望みは薄い、
という顔をなさっていました。
医師は いい方なのです。
けれども、なんとなく私の検査の結果を見て、
長丁場になるかな、この人は、という顔を最初からなさっていました。
そういうのがわかってしまう時ってありますでしょう。

サンプルを飲んでから、マカをすぐ注文しました。
体質改善のために3ヶ月くらいのみ続けた方が
いいだろうと思ったからです。
その間、私の体温は低いまま、マカが届き飲み始めても、
一週間は変化がありませんでした。

おまけにあの水曜日の次の週の水曜日に、
グンっと体温の下がった日があり、
排卵日はこの日だったか、とがっかりもしました。
ところがマカが来てから一週間後、いきなり体温が高くなりました。
それまでは高温期・低温期もはっきりとせず、
また高温期でも、平均体温が36.4℃台と、
いわゆる更年期障害の高温層の低下、を形作っていたのですが、
その日から36.6℃を下がることがなくなりました。

運悪く風邪を引いてしまったのですが、
あまりにも劇的な体の変化の為、
妊娠したに違いない、と確信していまし、
風邪薬も使いませんでした。
外出がおぼつかなくなり、検査薬を買うのが一週間遅れましたが
検査結果はプラス。

あの血液検査の異常と、
2週間の低体温にもかかわらず、妊娠出来た奇跡、
そして、マカによる劇的な体質改善の不思議、 
神様と、マカを紹介してくださった
株式会社ライフケアマネージメントさんに
心からのお礼を申し上げます。
           
■妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと
マカの購入  

■現在、不妊改善中の方へ一言
あくまでも、私には、ですが、マカが大変良く効きました。
だめ元でも何でも一度お試しをお勧めします。
治療費よりずっと安価だと思います。
人工授精を一度試すよりいいのでは、と思います。

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Tさん、ありがとうございました。
祈ることは、恥ずかしいことでもなんでもなく、
自然な人間の姿ではないでしょうか。
私は、そんな謙虚さが良い結果につながったのではないかと
本気でそう思いたい、です。

科学的か非科学的か、
よりも人間的か非人間的か、
という尺度も同じくらい大切にしたいものです。
なにせ、生殖システムは科学がコントロールしているものでは
ないのですから。

Tさんには、マカが本当に合ったようですね。
で、これについても付け加えておきたいのですが、
今回の代替医療のところでもお話ししましたが、
全員に当てはまるわけではないこと、
奇跡を期待するのは間違っていること、です。

このようにマカを飲むことで状況が良くなったとししか考えられない
ケースもあれば、
確率的には微々たるものですが、
マカを飲むことで周期が乱れたというケースも
数千人に1人くらいの割合であります。
これだけは間違いない、というものは存在しません。

絶対に信じて良い、いや信じなくてはならないのは、
ご自身とパートナーの生殖能力と想い、ではないでしょうか。

----Congratulation!-------------------------------------------------
 
      読者の皆さんからの妊娠報告をお待ちしています!

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冒頭でもお伝えした通り、
改めて、アンケート形式で皆さんからの"妊娠報告"を募集します。
以下のアンケートをコピー&貼付けてメール下さい。
お待ちしています。

■プロフィール
・年齢
・結婚年数
・不妊治療歴

■不妊治療について
・治療内容
・それに要した費用

■妊娠にいたった治療内容

■妊娠にいたった経緯

■妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

■現在、不妊改善中の方へ一言

以上です。
よろしくお願いします。

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妊娠しやすいカラダづくりVOL.011にアンケートが掲載されています。
それをコピー、貼付けてご利用下さい。バックナンバーは下記URLから。
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■編集後記 
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今週も日曜日の午後のなってしまいました。
なんか、毎週こんなことをここに書いています。
配信遅延の常習犯です。

最後に言いたいことがあります。
よく尋ねられますが、
私は、不妊治療否定論者では決してありませんし、
代替医療だけを賞讃するものでもありません。
方法についてはフリーハンドです。
大切なのは、ベストな方法や人との出合いです。
で、努力によって叶えられるものと信じています。

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妊娠しやすいカラダづくり No.033
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【発行】 株式会社ライフケアマネージメント
【編集】 細川忠宏
【監修】   荻田浩司(内科医・医学博士)
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