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VOL.032 不妊の原因になる病気の自然療法

2004年03月14日

                         
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□■□       ◆妊娠しやすいカラダづくり◆
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◇           《毎週土曜日配信》        VOL.032

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http://www.nature-g.com
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》》》》》》》「自然療法による不妊改善」が、テーマです《《《《《《《
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妊娠の成立には、排卵→受精→分割→着床という4つの過程をクリアしなけ
ればなりません。ところが、このプロセスのどこかがうまくいかなくなると、
なかなか妊娠出来ません。不妊症になるおそれがあります。

まずはこの状態を病気と捉えるのではなしに、たまたま、うまくいかないと
ころをセルフケアによる、自然な方法によって、本来、私たちに備わってい
る生殖能力を取り戻すことにチャレンジしませんか?

そんなチャレンジを私たちは応援させて頂きます。

このメルマガの内容に関してのご感想、ご意見、
または不妊改善に関するご相談や体験談等をお寄せ下さい。
下記メールアドレス宛にお送り下さい。

◆メールアドレス:info@nature-g.com

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皆さん、こんにちは。
いつもご購読ありがとうございます。
また、この号から購読を始められた方、
数あるメールマガジンの中から
当マガジンを選んで頂いてありがとうございます。
よろしくお願いいたします。

3月12日の金曜日、第3回日本不妊カウンセリング学会の
学術集会、総会、講演、シンポジウムが東京で開催され、
私も出席してまいりました。

"不妊カウンセリング"と聞くと、
不妊に悩むカップルのカウンセリングに携わる人、
というイメージをもたれるかと思いますが、
日本不妊カウンセリング学会の会則の"目的"には、こう書かれています。
「不妊カップルが最適の不妊治療を受けることができるように
不妊カウンセリング・ケアの発展と普及をはかる」云々と。

ここで言うところの、
不妊改善のための具体的手段は、"不妊治療"なのです。
解決策が不妊治療ですから、
カウンセリング内容はというと、
治療内容の説明や治療を受けるにあたっての不安の解消などで、
不妊治療を受ける方々の心のケア、ということになります。
そして、たいていは、不妊専門クリニックの職員です。
ですから、厳密に言いますと、
不妊カウンセリングというよりも、
不妊治療カウンセリングというべきかも知れません。

そして、今回の学会のシンポジウムのテーマは、
「どこまで不妊治療を続けるか?」でした。
不妊治療を受けることになると、
いったい、どこまでの治療を、どれくらい受ければ妊娠出来るのか、
誰しも期待半分、不安半分で思うところです。

5名の医師や不妊カウンセラーであるシンポジストの方々からは、
実際の事例を通じて、
どのようにこの問題に取り組んでおられるかの発表がありました。
シンポジストの方々が一様に指摘されていたのは、
「大変難しい問題である」ということ、
「それぞれ個別性が強く、一般化、マニュアル化することが出来ない」、
ということでした。

実際の医療現場では、
ステップアップ治療の各ステップの治療法の妊娠率や
年齢による妊娠率の推移などのデータを客観的に示し、
これまでの治療の個別的な状況を伝え、
「これからどうするかは、ご主人としっかりとご相談してみて下さい」と、
あとは、それぞれのご夫婦の意思に任せる、
というのが一般的であるように思いました。

不妊治療の成功率は、
たとえ、ステップアップして高度な生殖医療を受けることになっても、
その成功率は、自然妊娠とほど同じ確率で20〜25%と言われています。
これは、妊娠を妨げている原因を全て把握し、
それを取り除くことは不可能であることを物語っています。

であれば、どこまで治療を続けるか、という悩みに対しては、
妊娠のための"スキル"を提供する立場である医師、看護師、
そして、不妊"治療"カウンセラーには、
限界があるように痛感しました。

本来、治療をどこまで続けるかというのは、
治療を受けている本人が決めるべきことです。
ところが、なかなか本人が決めることが出来ない現実があって、
こんなテーマが出てくるわけです。

子供が欲しくて、
多大な肉体的、精神的、経済的な負担を覚悟の上で、
治療を受けてきたわけですから、
可能性がゼロでない限りは治療を続けたいというのが人情です。
ということは、不妊治療の終わりというのは、
"ラッキーにも"治療が成功してハッピーエンドで終えるか、
"不運にも"カラダも財布もついていけなくなって悲劇で終わるか、
になってしまいます。
どういうことか、採卵出来なくなるか、
採卵出来ても移植する状態に卵が育たなくなるか、
はたまた、貯金がなくなって高額な治療費が払えなくなるまで続けてしまう、
ということです。
なにを極端な、と思われるかも知れませんが、
患者に決めてもらわざるを得ない、限りは、それが現実です。

これでは、余りにも辛い結末であると言わざるを得ません。
実例報告の発表があると会場からすすり泣く声が聞こえくるのです。

ましてや、それまで、「いつか妊娠できるから頑張って」なんて、
安易な言葉で励ましてきたとしたら、
最後はどんな声をかけて、お茶を濁すのでしょうか?

私の思うところを少しお話させていただければと思います。

まずは、不妊治療の受け方に問題があるように思えて仕方がないのです。
先生に妊娠させてもらうのではなく、
自分が妊娠するために医療技術を自らの意思で選択して受けるという意識が
大切なのではないでしょうか。

自分が主体で治療という"一つの選択肢"を自ら選ぶという姿勢であれば、
治療のスタートにおいて、
治療の成功率が100%ではないわけですから、
例えば、何回までこの治療を受けるか、
そしてダメだったらどうするか、
も想定出来ると思うのです。

言われるがままに治療を受けていれば、
そんな発想には絶対になれません。
たまに話しを聞きますが、
「俺に任せれば妊娠させてやる」なんて医師は、
一見、頼りがいがあるように見えますが、
とんでもない傲慢なことで、
もしも、治療が上手くいかなければ、
一体、私はどうすればいいのー、と言いたくなりますよね。
こんなに辛い目にあわせて、
お金をつかわせて、
なんていう被害者意識に捕らわれてしまうなんて悲しすぎます。
あくまで、自分が主体であるという姿勢が大切です。

次ぎに、不妊治療の終わりは、新しいスタートであるという考え方です。
結局のところ、不妊治療を止めるということは、
子供を諦めるということです。
もっと言いましょう、
不妊症という病気は、子供を諦めた途端に治る、
とはよく言われることです。
あえて、誤解を恐れずに言えば、
いつ不妊治療を止めるのか、自分で決められない状況までくると、
不妊症というのは、一面、"心の病"でもあるわけです。
要するに、ないものねだり、です。

ですから、これも良く聞くことですが、
不妊治療を続けている限りは、
可能性があるので、へんな安心感がある、
治療を止めることは、
そんな安心感さえも奪われてしまう、と。

これでは、なかなか救われません。
不妊治療の成功がゴールでは決してないこと、
子供を持つことが人生における幸せになるための必要十分条件ではない、
という考えになれるよう、
少し視点を変えてみることが必要ではないでしょうか。

いかがでしょうか?

ところで、いつまで不妊治療を続けるかという悩みは、
このように大変難しい問題なのですが、
実際のところはどうなんでしょう。
やはり医療現場から提起されたテーマであるような気がするのです。
というのは、果たして、みんながみんなそんな悩みを抱くまで
治療を続けているのだろうか、と思うわけです。

それについて、
アメリカ生殖医療学会が発行する学術雑誌「FERTILITY AND STERILITY」の
2月号にスウェーデンでの体外受精を受けたカップルについての
大規模な調査の結果が掲載されています。
http://www.fertstert.org

どんな調査かと言いますと、
スウェーデンの大学病院の不妊治療センターにおいて、
974組の体外受精を受けたカップルを対象に実施されています。

それによりますと、
1度の体外受精後、4分の1の242組が不妊治療を止めているのです。
そして、その理由として、
心理的な負担の大きさを挙げているのが、26%と最も多く、
次いで、治療の成功率の低さが、25%、
自然妊娠したからという理由が19%、
以下、離婚のためが15%、
カラダの負担が6%、
病気のためが2%となっています。

スウェーデンの調査ですから、日本でもこのような状況かどうかは
分かりません。
いずれにしても、体外受精等の不妊治療にかかるストレスが、
相当なものであることは同じでしょう。

治療を始める前に治療内容、治療の成功率、副作用のことについての
正しい情報を把握したうえで、
主体的に選択した結果として治療を受けるというスタートが、
最も重要なことです。

その辺りが未整備なのにもかかわらず、
いつまで不妊治療を続ければよいかという悩みにどう答えるのか、
いくら議論しても不毛なように思います。

それでは、今週のテーマにまいります。

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        不妊の原因となる病気の自然な療法

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妊娠をさまたげる原因になっている病気で多いのが、
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、子宮筋腫、子宮内膜症です。
今回は、これらの病気のセルフケアにスポットを当てました。
始めにお断りしておきますが、
これらの病気は、決してセルフケアで全てが解決出来る訳では、
決してありません。

これらの病気に限らないのですが、
病気の程度、
そして、それがどれほど不妊の要因になっているのか、
たとえ、不妊検査でこれらの病名を告げられたとしても、
人によって大きな開きがあります。
これらの病気を抱えたままで、
普通に自然妊娠をされる方も大勢いらっしゃいますし、
専門医に治療を受けても、なかなか思うような結果が出ないケースも
多いようです。
いずれにてもその状態、
対策も一概には言えないということを正しく認識して下さい。

そして、ここで私たちが最も強調しておきたいことは、
薬や注射、外科治療による対症療法は一時的に良くなったように見えても
繰り返し再発する可能性がとても高いこと、
根本的に解決することが妊娠ということを別にして、
カラダのトータルな健康という観点からも大切であること、です。

根本的な解決のためには、
今からお話するセルフケアによる自然な療法はとても重要です。
そして、たとえ治療を受けるようになったとしても、
その治療をバックアップする結果を得ることが可能です。

■多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
無排卵、排卵障害の原因として最も多いのが、このPCOではないでしょう
か。2種類ある性腺刺激ホルモンのうち、黄体形成ホルモンのみが高くなり、
未熟な卵胞が数多くできるにもかかわらず、成熟した卵胞が育ちにくく、卵
巣の表面が白く硬くなって排卵がうまくいなかくなってしまう病気です。女
性の生殖システムは、さまざまな生殖ホルモンの絶妙なバランスの上に成立
しています。ですから、排卵しないとか、排卵がときとしてうまくいかなく
なってしまう排卵障害がなぜ、起こるのか、なかなか一筋縄でいかない、そ
れほど単純なものではありません。ご多聞に漏れず、このPCOもそうで、
さまざまな理由によるホルモン異常のために卵巣から排卵が起こらない、ま
たは、起こりにくい状態と言えます。色々な不妊関連の本などを見ると、超
音波で卵巣を見ると、小さな卵胞が多数みえる(ネックレスサインとよぶそ
うです)ので、多嚢胞性卵巣と名付けられたと書かれています。ところが、
このような卵巣の状態は正常な人にも見られるとか、PCOの人でもこのよ
うな卵巣にならない人もいることが最近ではわかってきたようです。いずれ
にしてもカラダは一生懸命、排卵させよう、しようとしているのに、固い膜
を破ることが出来ないで排卵できない、もしくは排卵しづらい状態にあるの
です。

LH(黄体形成ホルモン)の値が高いことの他に、エストロゲンや男性ホル
モンの値も高いようです。ですから、毛深くなったり、ニキビが出たり、男
性のような肥満体型になったりもすることもあるようです。ただし、これも
一概には言えなくてやせた女性もいますし、必ずしも毛深くならない場合も
多いようです。

また、PCOの人は、糖尿病の前段階のような状態にあることから起こるこ
とがわかり、最近では、血糖値を安定させる糖尿病の薬を使う医師も増えて
いるようです。

◆治療
排卵誘発剤(クロミッド)を使って排卵を起こさせます。それでも排卵が起
こらなければ、hMG注射を併用します。また、さきほどふれたように、糖
尿病の飲み薬(メトフォルミン)を使用する場合もあるようです。そして、
メトフォルミンと排卵誘発剤を併用するケースもあります。

腹腔鏡を用いて卵巣の表面に電気メスやレーザーメスで切り込みを入れると
いう手術もあります。手術後は自然に排卵すつようになりますが、しばらく
たつと、また元に戻ってしまうようです。

■子宮筋腫

子宮にできる良性の腫瘍です。筋腫の大きさによっては何の自覚もないこと
もあるようですが、下腹に瘤があるような感覚がある、過多月経、鉄欠乏性
貧血、腰痛、頻尿、便秘などの症状がみられることもあるようです。筋腫が
できる場所によって3つに分類され、症状も多少異なるようです。

・筋層内筋腫
・奨膜下筋腫
・粘膜下筋腫

◆治療
薬よって筋腫を小さくすることも可能ですが、薬を止めると再発の確率が高
いようです。筋腫の大きさや場所によって、妊娠や分娩へ影響を与える場合
や手術をしてとってしまいます(子宮筋腫核手術)。また、最近では、動脈
塞栓術といって細い管を子宮動脈内に挿入して、子宮筋腫の栄養動脈を閉塞
させ、子宮筋腫への栄養を断ち、縮小させる治療があります。

■子宮内膜症

子宮の内膜が、ほんらいあるべき子宮内以外の別の場所に存在する状態で、
月経時にはそこでも出血と内膜の剥離脱落が起こるので、場所がお腹の中の
場合は腹膜を刺激して激しい腹痛がおこり、卵巣にあれば卵巣嚢腫(チョコ
レート嚢腫)をつくります。原因はいろいろと言われていますが、特定され
ておらず、いろいろな要因がからみあって起こるのではと考えられているよ
うです。

進行してくると、卵巣にチョコレート嚢腫をつくったり、癒着により卵管が
通らなくなったりして、不妊症になります。ところが、初期の軽い内膜症で
も、妊娠しにくくなるケースもあるようです。それは、子宮内膜症の中に卵
と精子の受精を阻害する物質を分泌するものがあるのではと考えられている
ようです。

◆治療
薬物療法と手術療法、そしてそれらの併用する方法があります。進行ぐあい
によって治療方法が異なることはもちろんですが、完全に治ることは難しい
と言われています。年齢や進行度によっては、体外受精などの高度な生殖補
助の適応となる場合も少なくないようです。

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自然療法によるセルフケア
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もちろん、PCO、子宮筋腫、子宮内膜症は、それぞれに全く別の病気であ
り、症状ではあります。けれども、しばしば、同じようなメカニズムが誘因
となっているのです。それは、ホルモンの分泌バランスの崩れやストレス、
体内の栄養状態などです。であれば、カラダ全体を整えることが症状を緩和
したり、それらの病気の原因を取り除くことにもなり得るわけです。

◆体重を落とす
これら3つに共通するのは、"エストロゲン"との関連性です。子宮筋腫も
子宮内膜症もエストロゲンにはとても敏感に感応します。そして、PCOは、
エストロゲン値は黄体形成ホルモン値と同じように高いのが特徴です。もし
も、オーバーウエイト気味であれば、脂肪細胞から生成されるエストロゲン
をより体内に巡らせることになっています。ですから、まずは、減量してみ
ることが大切です。

実際にPCOによる無排卵が体重を落とすことで、ドラマティックに排卵が
起こることはよくあることです。たとえ、クロミッドによって排卵が起こっ
たとしても、おそらく薬を止めれば排卵も止まってしまいます。大切なのは、
薬に頼らず、自力で排卵をおこせるようになることです。

◆肝機能の向上
これらの症状にとって大切なことは、肝機能です。具体的には、肝臓の代謝、
解毒、胆汁の分泌という3つの働きのことです。肝臓は有害な物質や老廃物、
ホルモンなどを水や脂肪に溶けやすいカタチに変え、尿や胆汁の中に排泄し
ます。もしも、肝臓が効率良く働いていなければ、毎周期に分泌された"古
い"ホルモンが体内で蓄積してしまうのです。肝臓は、それらのホルモンを
非活性化させ、無毒化します。そして、これらの代謝変換には、ビタミンB
群が必須です。

◆食事面

・飽和脂肪酸を減らす

肉の油やバターに多く含まれる飽和脂肪酸は、エストロゲンの過剰生成を促
します。魚を除く動物性脂肪を摂り過ぎないようにしましょう。もしも、動
物性脂肪の摂り過ぎていると自覚されているのであれば、「ラクトバチルス
アシゴフィルス」をサプリメントとして摂取することをお勧めします。古い
ホルモンを再吸収する酵素を抑えてくれます。乳酸菌で、ヨーグルトや乳酸
菌飲料のラベルをチェックしてみて下さい。

肉や鶏肉の飽和脂肪酸は、プロスタグランジンというホルモンの一種を生成
します。ある種のプロスタグランジンは、炎症、腫れ、痛みを発症させ、筋
肉や血管を収縮させ、月経痛を起こしたり、子宮内膜症を悪化させる要因と
なります。

・食物繊維の摂取を増やす

穀物や野菜の摂取を増やすことで、もっと食物繊維を摂りましょう。食物繊
維はエストロゲンレベルを下げ、胆汁に排泄された"古い"エストロゲンが
再び血中に舞い戻って悪さを働かないように遮断してくれるのです。菜食主
義の女性は、肉を食べる女性に比べて3倍も古いエストロゲンを解毒化する
力があると言われています。ですから、肉を食べ過ぎると、より多くの古い
エストロゲンを再吸収してしまうのです。
http://www.nature-g.com/shohin/nisshin/07.html
http://www.nature-g.com/shohin/yarbaprima/07.html

・精製砂糖を減らす

精製された砂糖はこれらの病気にはよくありません。脂肪を増やすことにな
り、エストロゲンの生成を増加させるからです。さらに砂糖は体内の有用な
栄養素を不足させるのに一役買います。

・カフェインを控える

カフェインの利尿作用は、健全なホルモンバランスを保つために必須のビタ
ミン、ミネラルをより排泄してしまいます。1日2杯以上のコーヒーは、子
宮内膜症や卵管の障害を引き起こしやすくなると言われています(※1)。

・アルコールを控える

アルコールの過剰摂取は、肝機能を低下させます。それによって、古いホル
モンを代謝することがおろそかになってしまいます。さらにビタミンB6や
亜鉛などの生殖に重要な働きを果たす栄養素を排泄させてしまい、不足させ
ます。

◆運動

適度な運動は、骨盤への血流を促進することで、毎月の月経痛を緩和させて
くれます。さらにストレスを発散になります。また、運動することで、エン
ドルフィンという脳内物質を分泌させ、晴々とした気分にさせてくれます。

ストレスが不妊症の大きな誘因になっていることから、適度な運動によって
落ち込んだ気分や不安、心配、そして不眠を解消することはとても大切なこ
とです。

適度な運動は、エストロゲンのコントロール効果もあるという研究結果が報
告されています(※2)。それによりますと、1週間に4時間程度の運動を
する女性は、乳ガンになる確率が58%低下し、1週間に1〜3時間運動す
る女性は、30%低下するそうです。習慣的に運動することで、女性ホルモ
ンの働きを適正なものにしてくれる効果があるようです。ただし、過度な運
動は、無月経を引き起こしたりし、逆効果ですので、くれどれも気をつける
ようにしなければなりません。

◆ハーブ

・チェストツリー

女性のホルモンの障害に最も重要な働きをするハーブです。脳の下垂体に作
用し、ホルモンの分泌バランスを整えてくれます。不足または、過剰なホル
モンを適正化します。
http://www.nature-g.com/shohin/eclectic/07.html

・ミルクシスル

肝臓の機能を強化してくれます。これまでの多くの研究が実証するところで
す。シリマリンとよばれる有効成分が肝細胞を再生してくれます。
http://www.nature-g.com/shohin/yarbaprima/02.html

◆必須脂肪酸

私たちのカラダは必須脂肪酸からカラダに有益なプロスタグランジンを作り
ます。月経痛を和らげ、子宮内膜症による炎症を抑えてくれます。

亜鉛やビタミンB6は、必須脂肪酸の代謝に重要な働きをしています。それ
は、カラダに有益なプログラスタンジン(PGE1、PGE3)を生成させ、
有害なプログラスタンジン(PGE2)を抑えます。

1998年の調査では、子宮内膜症の女性は、カフェインの摂取を控え、血
糖値をコントロールし、必須脂肪酸を摂取するように推奨されています。こ
のような単純な生活改善が症状を大いに改善させることを医師たちは認めて
います(※3)。PCOの女性にとっても血糖値のコントロールは重要なこ
とです。

-----参考文献-------------------------------------------------------

※1 Grodstein,F.et al.「Relation of female infertility o consumption
of caffeinated beverages」 Amrican Journal of Epidemiology vol.137

※2 Bernstein,L. Journal of the National Cancer Institute,vol.137

※3 Mathias,J.R.et al. Fertility and Stertility,vol.70

「生殖革命」石原 理著
「不妊治療」児島孝久著

★必須脂肪酸の摂取については来週のテーマとします。

----Congratulation!-------------------------------------------------
 
      読者の皆さんからの妊娠報告をお待ちしています!

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冒頭でもお伝えした通り、
改めて、アンケート形式で皆さんからの"妊娠報告"を募集します。
以下のアンケートをコピー&貼付けてメール下さい。
お待ちしています。

■プロフィール
・年齢
・結婚年数
・不妊治療歴

■不妊治療について
・治療内容
・それに要した費用

■妊娠にいたった治療内容

■妊娠にいたった経緯

■妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

■現在、不妊改善中の方へ一言

以上です。
よろしくお願いします。

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        ★誌上カウンセリングに応募下さい★
--------------------------------------------------------------------
妊娠しやすいカラダづくりVOL.011にアンケートが掲載されています。
それをコピー、貼付けてご利用下さい。バックナンバーは下記URLから。
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ご利用を通してフォローさせて頂きます。

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■編集後記 
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今週も日曜配信となりました。
それも夕方になってしまいました。
先週は、とてつもなく忙しくかったという言い訳をさせて頂きます。
楽しみに待って頂いる皆さんには、
お待たせして本当に申し訳なく思っています。

また、先週頂いた「妊娠報告」は次回に掲載させて頂きます。

ただし、メルマガに盛り込みたいものは、それこそ山のようにあります。
なんて言うか、
皆さんに是非とも知ってもらいたいこと、
がたくさんある、ということです。
現在、必死で「妊娠しやすいカラダづくり」のサイトを制作中です。

それと、お知らせと半分は宣伝なんですが、
現在、ネイチャーズギフトマカをご利用頂いている方が
大勢いらっしゃいますが、
実は、今、ペルーからの原料のデリバリーに予想外に時間がかかってしまい、
在庫ゼロ状態です。
見込みとしては、今週半ばから後半にかけては、
ご用意可能なのですが、
それまでにご注文頂いた皆さんには、
マカ顆粒30gのパッケージを無料で差し上げています。

もう一つ、今週の内容について付け加えさせて下さい。
今週のPCOや子宮筋腫、子宮内膜症の自然な療法ですが、
本当に個人差が大きいところがあります。
そして、それぞれの治療については、
主治医の先生にしっかりと相談して決定して下さい。
いずれにしても、
セルフケアは大切ですが、
自然な療法で全てが解決出来るほど甘い病気ではありません。
私たちの真意が伝わっていることを信じています。

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★「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
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妊娠しやすいカラダづくり No.032
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【発行】 株式会社ライフケアマネージメント
【編集】 細川忠宏
【監修】   荻田浩司(内科医・医学博士)
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