メカニズムからみた妊娠するということ

妊娠が成立するメカニズム

射精・排卵・受精・着床という妊娠のプロセス。すべてがととのって妊娠に至ります。

女性は、ホルモンの働きにより、ほぼ1カ月のサイクルで排卵と月経を繰り返し、妊娠の準備をしています。

女性のカラダ 1.射精 2.排卵 3.受精 着床

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射精

[精 子] セックスで腟内に射精された精子は、子宮頸管を通り、子宮内から卵管へと進みます。

排卵

[排 卵] 月経が始まる頃には、卵巣の中に約20個の卵胞が現れます。さらにその中の1個(主席卵胞)だけが約2週間で20mmほどに成熟して、卵巣の表面から飛び出します(排卵)。

[卵管へ] 卵巣から飛び出た卵子は、卵管采から卵管に取り込まれます。

[黄体化] 卵子が飛び出した後の卵胞には血液が流れ込み、黄体に変化します。
排卵

受精

[精 子] 卵管膨大部にたどり着いた精子は、排卵される卵子を待ちます。

[卵 子] 排卵後、卵管采から卵管に取り込まれた卵子は、卵管膨大部で精子と出会います。

[受 精] たくさんの精子が卵子を取り囲み、その中の1個の精子が卵子の周囲の透明帯を破って卵子の中に入ります。その瞬間に卵子にバリアが張られ、他の精子は入れなくなります。
受精

着床

[受精卵] 卵管膨大部で受精した受精卵は、2細胞、4細胞、8細胞、桑実胚へと細胞分裂を繰り返しながら、子宮へ向かいます。だいたい4日ほどかかります。

[着 床] 子宮内に到達した受精卵は、排卵から5〜7日目に胚盤胞という状態になり、子宮内膜にもぐり込んで着床します。

[妊 娠] 着床後、さらに細胞分裂を繰り返します。受精から3週間後には、超音波検査で胎嚢が確認できるようになります。
着床