(1)精液中に精子がある乏精子症や精子無力症の治療選択指針
精液検査の結果、乏精子症や精子無力症と診断された場合でも、1回の検査結果だけで判断せずに、再検査を実施する必要があります。また、泌尿器科(男性不妊外来)で男性不妊を専門とする泌尿器科医の診察を受けます。
◎WHOマニュアルの第4版(1999)では、精子濃度と精子運動率の最低の基準値として、それぞれ、2,000万/ml、50%としており、それに満たない場合には乏精子症や精子無力症と診断されます。
(2)精液中に精子がない無精子症の治療選択指針
無精子症の場合、まずは、閉塞性の無精子症か、非閉塞性の無精子症かを診断します。閉塞性の場合は精路再建術が可能であれば、手術を実施し、精子の出現を目指します。精路再建術が不可能、あるいは、非閉塞性の場合は、精巣内精子回収術が可能であれば、TESEを実施し、ICSIによる妊娠を目指します。

