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男性不妊

男性への治療

2011年10月27日

男性不妊症への不妊治療は、男性側に施されるケースと女性側に施されるケース、そして、どちらにも施されるケースがありますが、男性側に施されるのは、男性の生殖能力を回復させるための治療と女性側に顕微授精を施すために精巣内の精子を採り出す治療があります。

★まずは、男性の生殖能力を回復させ、自然妊娠を目指すことから

何らかの原因で男性の生殖能力が低下していることによって妊娠しにくくなっているような場合、まずは、男性の生殖能力を回復させることで、自然妊娠を目指すことがあるべき治療方針であると、私たちは考えます。

それは、女性への心身への負担やリスクを出来るだけ軽くすること、また、男性不妊症の原因となる疾患があれば、それを治療することが男性の長期的な健康にとって大切になってくるからです。

そのためには、複数の精液検査の結果が基準値を下回れば、泌尿器科(男性不妊外来)で診察を受け、その原因を探り、治療の可能性や適切な治療法についての正確な診断を受ける必要があります。

★女性の年齢によっては高度生殖医療への移行を早めることも大切

ただし、男性の生殖能力を回復させる治療を施し、実際に精液検査の結果が改善されたとしても、必ずしもすぐに妊娠に結びつくとは限りません。

周期あたりの妊娠率という問題もありますので、少なくとも半年くらいは様子をみる必要があります。また、精子を運ぶところが閉塞していたり、精索静脈瘤が原因で乏精子症や精子無力症、無精子症と診断されたケースで、精路再建術や精索静脈瘤の手術を受けた場合、精子が出現したり、精液の状態が改善されるまでにある程度の期間が要することもあります。

パートナーである女性の年齢によっては、男性の生殖能力を回復させるのに長い期間をかけるのは得策ではありません。もしも、女性の35歳以上であれば、早めに高度生殖補助医療に移行することを検討することも大切です。

★生殖能力の回復が困難な無精子症でも

生殖能力の回復が困難な無精子症でも、精巣や精巣上体から精子を採り出す手術を受け、回収した精子を凍結保存して、女性に顕微授精を施すことで妊娠が期待できます。

ただし、手術を受けたからといって必ずしも精子が回収できるとは限りませんし、顕微授精による妊娠率も決して高いとは言えません。

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