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男性不妊

男性不妊症の診察と検査

2011年10月27日

精液検査は男性不妊症の基本検査ですが、それだけで男性の生殖能力を正確に把握することは困難です。また、精液検査で思わしくない結果が出た場合、その原因を突き止め、適切な治療を施すためにも、泌尿器科での男性の生殖器への診察や検査が欠かせません。

◎問診

男性不妊外来では専門の問診票があります。
※男性不妊専門クリニック恵比寿つじクリニックの問診票

◎診察

・精巣の大きさと硬さの測定
精巣の大きさや硬さは精子をつくる働きに関係します。そのため、オーキッドメーター(プラスティックでできた精巣の模型)と比較してだいたいの精巣(こう丸)の大きさを測ります。また、その硬さを調べます。

・触診
精巣上体(副睾丸)と精管を触診し、腫れや痛みがないかを調べます。また、精索静脈瘤がないか、陰嚢上部を観察し、触らせていただきますが、立ったり、いきんで下腹に力を入れ、安静に寝ている時との比較をします。

◎超音波検査

超音波検査(エコー)で、より精密な精巣容積の測定、精索静脈瘤や精巣の腫瘍や微小結石の有無、精巣上体や精管の通過性を調べます。
タバコの箱のような探触子を陰のうに当てて、陰のうの内部を観察します。
精索静脈瘤があると、内精索静脈が拡張して描出され、カラードプラ法では血液の逆流をカラーで見ることができます。

◎内分泌検査

ホルモンの分泌異常がないかを調べるために、採血し、血液中の卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)、プロラクチン(PRL)、テストステロンを測定します。
FSHは、精子をつくらせるホルモンで、精巣(睾丸)のセルトリ細胞に働いて、精子の形成を促進します。
LHは、男性ホルモンをつくらせるホルモンで、ライディッヒ細胞に作用して、テストステロン(男性ホルモン)の合成を促します。
PRLは、FSHやLHと同様に下垂体前葉から分泌され、産褥期に乳汁分泌を促進する働きがあります。男性でPRLが過剰に分泌されると、性欲や性腺機能の低下をきたすことが知られています。
これらのホルモンの値から、いろいろな病気のパターンを推測しますが、FSHが著明に上昇していれば精子を作る働きに問題があるのは間違いありません(精巣の精子を作る働きが悪いため、それをなんとかしようとFSHが増えていると考える)。

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治療の3つの柱

治療選択指針