曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

いろいろなニュース

2016年06月12日

皆様、
こんにちは。

梅雨入りしましたね。
合間の晴れ間で洗濯をする日々です。

さて、最近はいろんな大きなニュースが多いように感じます。
でも同じニュースでも
受け手によって
感じ方違うだろうなあ、
と思ったので、
ちょっと挙げてみます。

①北海道で行方不明の男児が見つかった件

一般的には・・・

「見つかってよかったねえ~!」

「子供がよく頑張った!」

「親としてしつけについては考えないと・・・」

が多いでしょうか?

でも
不妊治療中、もしくは夫婦二人で生活をされている人は

「私(達)だったら子供を置き去りになんか絶対にしないのに!」

「どうして子供一人にこんなに人やお金をかけるの?」

「うちはこんな心配をしないですむってことかなあ」

など、
ではないでしょうか?

あるいは不妊を経てお子さんを授かった場合、

「この子が行方不明になったらどうしよう?」

「私(達)のしつけは間違ってないかしら?」

「この子だったら生き延びれないかもしれない・・・」

という感じでしょうか?

立場が違えば
思うことはかなり変わりますよね。

②不倫騒動

なんだかたくさんあるので、
どれを想定していただいてもいいのですが

一般的には

「不倫なんて許せない!」

「イメージが変わった。がっかりした」

「結婚の意味ってなんだろうね」

かな?

不妊治療中、お子さんのいない方だと

「子供がいるのによくそんなことできるなあ」

「40歳で子供が自然に産めるなんてうらやましい」

「夫婦の関係っていつまでも続くものでもないのかも」

という思いもあるはず。

治療経験のある、お子さんもちの方だと

「自分は絶対にしないけど、相手がしたらどうしよう」

「確かに治療を経て夫婦関係はかわったけど、離婚は絶対にできない」

「子供があちこちにいて、うらやましい。うちは一人がやっと」

とか、
思いませんか?

➂がんの闘病

一般的には

「早く治りますように」

「若いのにかわいそう」

「夫の支えで頑張れ」

とか、
でしょうか?

不妊治療中、夫婦二人の方々は

「治療で使った薬はやっぱり気になる。私(妻)は大丈夫かな」

「子供がいるだけでも幸せなはず。大変だと思うけど」

「私ががんになったら夫(妻)はどうするんだろう?それが心配」

と思ったりしませんか?

一方、治療後にお子さんが授かると

「薬の影響があってがんになったらなんのために子供を産んだんだろう」

「うちも子供は小さいし、今私や夫(妻)ががんになったら絶望的。
かといって検診も怖い」

「夫(妻)はここまで自分と子供たちを支えてくれるだろうか?」

などなど
立場によって
微妙に違うでしょう。

しかも
同じ立場にいる人たちの間でも
思うことは同じとは限らないし、
むしろ違うことのほうが多いです。

共感を得られると安心するのですが、
少しでも共感からはずれると、
不安になりやすい方が
多いのも
不妊の領域の特徴のような気もします。

心は自由です。
だから
何を思ってもいいのです。
(だからといって何を表現してもいい、
というわけではないのが
人間社会の複雑さですが)


こんな風に思ってはいけないのではないか、

自分自身で
自分の心に制限をする方もいますが、
どうか
思ったように思ってみてください。
その通りで大丈夫です。
(くどいようですが、それを表現するかどうかは別です)