| 気功にとって大切なものの一つに、呼吸があります。
この呼吸が、生きる上で大切なものというのは言うまでもありませんが、
もっと気が付かない所で色々な心身の作用に繋がっているのです。
呼吸には、肋間筋を中心とした胸で行う胸式呼吸と、
横隔膜を使う複式呼吸があります。
何気なくしている胸式呼吸は、
多くのストレスや肉体的不調を抱えている場合、
呼吸が浅く速くなってしまいます。
すると、首や肩など、
上半身に自分では気がつかない力や緊張が入ってしまうため、
血行が悪くなりコリに悩まされることになります。
肩や首のコリ、肩が上がらない、
頭痛・眼精疲労などもここからくる場合も多いものです。
また、心の面でも呼吸はとても関係してきます。
ストレスにて呼吸が浅くなり、
胸や息がなんだか苦しいなどもその一つです。
いい呼吸は、心身に深い影響を与えます。
呼吸を整えるという意味でいい呼吸は、
呼吸のリズムや呼気と吸気の割合を調整し、
自律神経系の調節能力を高めるとともに、
横隔膜の活動範囲を広げ動かす事で内臓の機能を活発にします。
特に気功で基本になるのは腹式呼吸。
このお腹で呼吸をすることで、
横隔膜が上下運動し、 腹部の前後運動によって内臓をマッサージします。
そのため血液の循環が盛んになり、
内臓の蠕動運動が促進されるのです。
腹筋を使う事もあり、 まさに腹に力が入る感じになるという訳です。
この腹式呼吸は、腸を動かすため便秘にも効果があり、
重力や筋肉の衰えで下がってきた内臓を引き上げ血流もよくなり、
冷えも解消されます。
もちろん、自律神経系にも効果があるので、
心身ともによいことと言えるでしょう。
なんだ、簡単なことだわ?と、皆さん思うでしょう。
でもこの腹式呼吸を含めたよい呼吸というのが、
なかなか出来ないのです。
お腹がきちんと上下しない、
息を長く十分に吐ききることが出来ないなど、
簡単なはずのことが意外に難しい。
気功は、イメージを使って深い呼吸を促し、
体の力を抜いてリラックスすることで、
いい呼吸が出来るように練習していきます。
普段当たり前にしていること、
意識していなかったことの中に、
忘れてはいけない大切なものがあるのです。
よい呼吸をすることで、
体の疲れや緊張などいつの間にか入っていた力を抜いて、
新たなエネルギーとともに沢山の酸素を一杯吸い込み、
心も体も一新。
いつも喉元まで押し留めていたストレスや疲れを一気に気功で吐いて、
すっきりしませんか。 |