不妊
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不妊は現代病であると考え、
西洋医学、東洋医学、心理学に通じた立場と
これまでの豊富な臨床経験を生かし、
妊娠しやすいカラダづくりプロジェクトのメンタルサポートを
担当しています。
 
第17回 言葉の大切さ〜言霊
 

あっという間に七月も終わり。
皆さん、夏休みの計画は立ててますか?
我が家はお互いに普通のサラリーマンではないので、 休みも不定期。
そのせいもあり、この夏の旅行シーズンにどっかに行く事はありません。
きっと地味〜に、家と周辺でブラブラして終わるのでしょうね。
どっかにパァーっと何かもかも忘れて、のんびりしたいものですが、
ここの所、私は旅行から遠ざかってる状態。
夏は無理でも、秋には丁度オフシーズンでもあるし、
ボォーっとできる上げ膳据え膳のホテルで気分転換したいなぁ。
殆どの皆さんが、休みの時期が決まっているから、
帰省を含め、 旅行も混雑するお高めのこの時期に行く事になるのでしょうね。
それでも、日常を離れて楽しむのは大事ですものね。
それくらいのご褒美がなきゃ、仕事や日常に張りもないし、 やってられないもの。
どこか、気持ちのいい所にいって、
どうぞ、いい空気を吸って新たなエネルギーを補給してきてくださいね。

前回まで会話と対応についてお話してきましたが、
それに繋がる話として今回も読んで頂ければと思っています。
昔から言葉には魂が宿ると言われ、
「言霊」という言葉でそれを表していました。
一度、発した言葉には魂が宿り、相手に伝わってしまい、
もう取り返しがつかない。
いくら後で訂正しても、言葉は消えないというものです。

そしてまた、言葉にはそれだけの想いを込めることができるので、
相手の力にもなり得ます。
目には見えないものだからこそ、
形に残らない物だからこそ、
特別な力を携えて言葉は一人歩きしてしまいます。
曖昧なものなのに、その効力は偉大です。
よく、人の噂話はいろんな人へ伝えられるうちに、
どんどん原型を留めなくなり、沢山の人たちの憶測が追加されていきます。
これはすでに、言葉の一人歩きのよい例だと思います。
一つの言葉に、伝えていく人の想いがどんどん上塗りされ、 変化していくのです。
この「言霊」には、とても力があります。
良いも悪いも、その人の使いようです。

例えば、同じ言葉を発しても、
その言葉に込められた想いや意図の違いによって
その言葉が伝えたい「意味」が違ってきます。
皆さんに会話の時などで、相手への想いが大切だと言うのも、
このことが根底にあるからです。 言
葉に込められた想い……これが「言霊」という形で、
想いが「魂」となり相手へ伝えられるのです。
だからといって、やたらと言葉を言わなければいいんだ…とは、 思わないで下さい。

例えば深い思いが無くとも、 沢山言うことで心が潤うものもあるからです。
それは「愛してる」「大好き」「ありがとう」などの言葉です。
これは、不思議な力が既に言葉自体に宿っているように感じるのです。
この言葉、なかなか言わなくなると、
変に照れてしまったり、 今更言わなくても…なんて、
省略しちゃったりして使わなくなり易いものですよね。
でも、これって大切なコミュニケーションです。
言われて嫌なことはないと思うのです。
逆に嫌だったら、 別な意味で問題あるかも……。}
特に、パートナーには必要なもので、スキンシップと同じくらい、
言葉としては仲良しのアイテムだと思うのです。
昔、榊原郁恵さんのコマーシャルで、
鍋に「愛情っ」と言葉を入れて蓋をするというの、ありましたよね。
あれって、大切な愛情表現ですよね。
好きな人に食べてもらう料理の中に、 自分の愛情もスパイスとして入れて、
「食べてね」っというやつですよ。
微笑ましいですよね。
この気持ちって忘れてはいけません。
口にするものには、常に愛情を込めて作れば、
それは一つの目に見えない栄養素になると思います。
だからこそ、言葉は大切にして口から発しなければなりません。

私は自分の仕事柄、それを何度も実感しました。
患者さんがどんなに意識が無くても、
混乱状態で現状が把握出来なくても、
看護師が側で掛けた言葉はしっかりと伝わっており、
後で聞くと言葉自体ははっきり覚えてなくても、
励ましてくれた…やさしい事を言ってくれた、
などの事をしっかり覚えているものです。

また、心の病により、言葉にすごく敏感な患者さんは、
一度言った言葉を決して忘れません。
間違っても相手を刺激するような事を言えば、もう大変。
思いっきり怒りを爆発させてきます。
だから、私は言葉を慎重に扱うようになりました。

また、自分も言葉に傷つけられた経験があれば、
自ずと、自分の発する言葉にも気をつけるようになります。
日頃、普通に言葉を使って私たちは生活しています。
しゃべるという行為は特別ではなく、当たり前のこと。

でも、よく考えてください。
私たちはその言葉に、時に励まさせ、支えられ、 そして怒り、悲しみ…絶望したりと、
感情を動かされ刺激を受けています。
人の噂や悪口に悩まされ、
人の目を気にしたり怖くなったりという事を子供の頃から今までの中で、
経験している方もいるはずです。
心無い言葉は、時に刃物のように心を傷つけ血を流すことだってあるのです。
だから……言葉をどうか大切に扱ってあげてください。
誰かに大切なことを伝えたい時は、
言葉に魂…想いを込めて「言霊」として、 相手に捧げてください。
伝えなければ始まりませんから。
私も今一度、自分に台詞を反省しつつ、皆さんと一緒に忘れずにがんばります。
あ、そうそう『皆さん、私のつたない話にいつもお付き合い頂き、
いつもありがとうございます。
皆さんのお陰で、私もがんばれます。
これからもよろしく』 言葉ってありがたい。
伝えるって、幸せ。