不妊
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不妊は現代病であると考え、
西洋医学、東洋医学、心理学に通じた立場と
これまでの豊富な臨床経験を生かし、
妊娠しやすいカラダづくりプロジェクトのメンタルサポートを
担当しています。
 
第6回 こころのビタミン(2)
 

女性の殆どはおしゃべりが好き。話出したら止まらない…実は私もそのひ とり。  
私には姉が二人いるのですが、女三人が集まるとまぁ〜うるさいったらあ りゃしない! 
話は尽きず次から次と言葉の連打で、人の話なんか真剣に聞 いちゃいない。
自分の話し出すタイミングを今か今かと伺いながら、
隙さえ あれば自分の話題をだぁーっと話し始める始末。
我ながらすごい世界だと呆 れます(苦笑)。
でも友人やそんな姉妹たちなど、
何んでも話せる相手がい るということをとても感謝しています。  
誰かと話をすることは時間を忘れるほど楽しいし、
例えば何かに悩んでし まったり悲しい時には、
誰かに相談したり話を聴いて貰うことで助けられた経験が、
皆さんにも何度かあるのではないでしょうか。  

さて、先週に引き続きこころのビタミンを補給する為に大切にしたいもう ひとつは、
自分の思いを言葉にすることです。
それも日頃何気なく交わされ る会話ではなく、
ここではもっとこころに響く会話…言葉の大切さについてお話したいと思います。  
女はもともとしゃべることでストレスを発散させることが多いですよね。
友達と長々話し込んだりして、
時間を忘れてしまったことも皆さんあるので はないでしょうか?
もちろんこの会話も十分にストレスを解消してくれるも のですが、
ここではもっと意味ある会話をして頂きたいと思います。  
このメールマガジンでも話題になっていましたが、
集団の心理療法が不妊 に効果があるというのがありました。
心の不思議は本当に計り知れないもの があります。
イメージ療法や心を落ち着け自分の今の気持ちを言葉にしたり、
心の状態を見つめ直す時間を持つ事、
そして自分は一人じゃないという心の支えなどが効果を示したのでしょう。
やはり自分の思いを開放させることは、
どんな人でも忘れてはならない作業だと思うのです。  

私は精神科の看護師という立場の中で、
よく患者さんの話を聴き相談を受 けたりします。
相談をする人の多くはパターンがあります。
一つは既に相談して いることについて、
自分なりの答えが出ておりそれを第三者に肯定してほしい場合、
また、自分では何も決められないので誰かに答えを見つけてほしい場合が、
よくあるケースです。
後者の場合は困りもので、 自分じゃ決められないのに、
アドバイスして何か上手くいかないことがあったら人のせいにしてしまう。
まあ、どんな場合で も自分なりの答えが見つけられるように促していくのですが、
ちゃんと自分で考えられる人は前者のようにあと一押し、
誰かに大丈夫と言って貰いたい 人が多いですね。
これはきっと誰でもある正直な気持ちだと思います。  
また逆にいつも頭の中でぐるぐる考えていてまとまりがつかず、
物事の整理整頓ができないで、
自分なりの答えがぐちゃぐちゃな思いの中に隠れてしまっ ている場合もあります。
こんな時はまさに誰かに話してみるのが効果的です。
自分の中で考えていることや思いを人に伝える時、
それらを言葉に置き換えるために整理します。
そうすれば自然と見えなかった物事がはっきりしてき たり、
自分で話しながら無意識に自分の言葉にハッとして、
大切なことに気が ついたりするものです。
話す…思いを言葉に変えるという作業を経て、
自分 の求めていたもの……答えが徐ヶに見つかることもあると思います。
自分で 気が付かなかった事は聴いてくれた人に整理して貰えるとより理解出来るで しょう。

何かに迷ったり自分の思いに溺れてしまい苦しくなった時には、
その気持 ちを言葉にして一度ひとつの形に置き換えて、
自分の中から出してあげてく ださい。
その時に素直な感情も表出できるともっとその後が楽になるでしょ う。
抱えたものを心の中にしまい込まずに外に出して一度それを離れた所で 見ると、
もしかしたら自分の思っていたものとは違う形に変化していることに気が付くかもしれません。つっかえていたものがすぅーっとすれば、
また 気持ちを切り替えて次に繋げていけるはずです。  

日頃何気なく言葉を扱っていますが、言葉にも『気』があります。
心に嫌な思いを溜め込んでいると流れが滞り、
体にも要らない気が溜まってしまい悪影響を及ぼします。
心が弱っている時ほど、免疫力が落ちて病気を招いて しまうのです。
強いては心の病に陥る可能性だってあるのです。
私が病院でよく感じるのが「もっと早くに誰かに相談すれば……」ということ。
一人で じっと抱え込まずにまずは踏み出して頂きたいものです。    
もちろんいつもそんな重い会話をしなくてもいいですし、
『こころのビタ ミン』は何気ない楽しい会話からも得られるでしょう。
他愛もない会話を楽 しみ皆で大きな声で笑う…。
そして時には、真剣に自分の思いを言葉にする。
その使い分けが大切ではないでしょうか。   

さてそこで、会話をするには話す相手が必要。
これは次回にしましょう。
それまでよく食べ、よく寝て、よく笑い!楽しんで生活してください。