不妊
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このサイトは、子供が欲しいのにもかかわらず、なかなか妊娠しない、妊娠できないことに悩むカップルが、
後々、後悔しない選択をされるための力になりたい、そんな思いから立ち上げられました

 
 
   
 
 

書店をのぞいてみると、不妊関連の本が並んではいますが、
たいていは、 不妊治療についての同じ様な解説本が目につきます。
世間の不妊に関する情報には、どうも“治療情報”に偏りがあるような感じがしてなりません。

そして、情報が、“治療情報”に偏ってしまうと、
妊娠しないという状態は、治療が必要な状態であり、
不妊治療を受ければ、直ぐに妊娠できるという誤った認識を招いてしまいかねません。
そして、そのことが、ただでさえ辛く悲しいところに、
不必要に悩みを大きくし、
問題をより混乱させているように思えてならないのです。

治療に関する技術論の前に知っておくべきもの、
すなわち、妊娠しない、しづらい状態とは、どのような状態と認識すべきなのか
また、妊娠を目指すために知っておくべき原則や考え方こそが、
もっと、語られてもいいのではないかと、私たちは考えました。
 
 
 
 
 
  明らかに治療が必要な病気が妊娠を妨げている場合もありますが、そんなケースは少数派です。
ほとんどは、明確な原因はない、もしくは分からないのだけれども、
たまたま、カラダが 妊娠しづらいという状態になっているというケースです。
 
   
 
実際のところ、“不妊症”の世界保健機関(WHO)による正式な定義は、
「避妊なしで二年間妊娠しない状態」とされています。
ということは、不妊症というのは、結果として妊娠しない状態のことであって、
カラダの状態を定義しているものでは、決してない
ということなのです。
“不妊症”と聞くと、いかにも病気で、異常な状態であるかのような印象を抱いてしまいますが、
さまざまなデータを検証してみると、多くのケースはそうではなくて、
たまたま、本来、誰にでも備わっているはずの“妊孕性(妊娠する力)”が、
低下しているだけのことのようです。
それでは、妊孕性(妊娠する力)が低下する要因として最も影響の大きいものはなんなのでしょう。
それは、“年齢”です。
それも、女性、要するに母親になるべき女性が歳をとればとるほど、
妊娠する力が低下していき、
子づくりを意識してから、妊娠するまでに、長い期間が必要になっていくのです。
不妊症というのは、病気というよりも、老化の一つであるといえるかも知れません。
そう考えると、妊娠しづらい状態を自覚した場合にとるべき行動が、
なんとなくつかめるのではないでしょうか?
例えば、駅の階段を駆け上がった時に以前よりも息苦しく感じたとしましょう。
中年以降、誰でも経験することですが、カラダのパフォーマンスが落ちていること、
すなわち、 “老化”を感じる時です。
そんな時、あなたならどうしますか?
いきなり、治療というのも違和感がありますよね。
まずは、自分でトレーニングすることで、若いカラダを取り戻そうとするでしょう。

もちろん、何らかの病気が潜んでいて、息苦しく感じたというのであれば、
医療の助けが必要であるかも知れませんが。
いかがでしょうか?
 
 
不妊症に悩む夫婦は年々、増えていることは、どの専門家も指摘するところです。
もしも、それが本当であれば、
50年前と現代との社会環境や生活スタイルの変化にその要因を求めなければ説明がつきません。
もちろん、個々には、それぞれに異なった状況にはあるのですが、
概ねは、不妊症をカラダの状態から説明すると以下のようになるのではないでしょうか。
「晩婚化が年々進行し、子づくりを始める年齢が高齢化していること、
さらには、食事や生活習慣の変化によって、
男女の“妊孕性(妊娠する力)”が低下することや妊娠を妨げる病気の発生率が高まるために、
妊娠しづらい、もしくは、妊娠できなくなってしまうこと。」
妊娠年齢の高齢化と生活の変化による“妊孕性(妊娠する力)”の低下が、
根本原因と言えるのではないでしょうか。
 
 
   
 
  “不妊治療”というものもまた、誤ってとらえられることが多いものです。
不妊治療は、妊娠を妨げているものを取り除くのが、その治療の本質であって、
決して、妊娠しやすくするものではないということです。

何も問題のないカップルの1周期当たりの妊娠率は、20〜30%と言われています。
そして、何らかの理由で、この確率が、10%に低下している、
または、0%になっている不妊の状態を、
本来の20〜30%に戻そうというのが不妊治療
なのです。
ところが、不妊治療を受けると、あたかも妊娠率が100%に近くなるかのように錯覚しがちです。
これは、誤った認識ではあるのですが、
それが、人情と言えるかもしれず、致し方ないのかも知れません。
いずれにしても、往々にして、不妊治療に過大な期待を抱いてしまうことが、
不妊の苦しみを大きくしていることは間違いありません。
 
   
 
薬や注射が、新しい生命を育むわけではなく、
あくまでも、不妊治療というものは、生殖“補助”なのです。

妊娠の条件として、最も大切であるとされている「状態の良い卵子」や「活発な精子」を育むのは、
私たちのカラダに本来備わっているはずの生殖力です。
そして、卵巣や子宮、精巣といった生殖器官は、
私たちのカラダから独立して働いている訳ではありません。
そうです、私たちのカラダの一部であり、
私たちのカラダの状態が、そのまま卵子や精子の状態であるはずです。
まずは、私たちのカラダの状態を整えることから、不妊改善が始まるのです。
この順番を決して間違えないことです。
 
 
 
  人間のカラダやその営みは、私たちにとってはほとんどが未知の世界で、
完璧に把握し、コントロールできるわけではありません。
ですから、到底、自然妊娠は不可能と思われていたにもかかわらず、
すんなり、自然に妊娠できたり、
異常がないにもかかわらず、長く、妊娠できなかったりします。
まさに、生命の神秘を感じざるを得ないものですが、
ただ、その神秘さ、偉大さに翻弄されるしかないのでしょうか?
そして、不妊という経験は、ただただ、悩ましく、辛く、悲しいだけなのでしょうか?
私たちは、この期間は、夫婦にとって、
その後の人生をより豊かに過ごすための試練であるととらえることが大切なことと考えます。

なぜなら、不妊という期間を経験することは、そうでない人に比べて、
子供を持つということ、自分たち、夫婦にとっての幸せとは、
そして、人生を生きる意味について、より、深く考えるようになるからです。
どんな結果になろうとも、夫婦で悩み、供に力を合わせてこの試練を乗り越えようとする経験が、
夫婦二人がより人生を楽しく幸せに過ごす大きな契機となることを願って止みません。
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